
年齢を重ねると、同世代でも見た目の印象に大きな差が生まれます。その差を縮めるために、今から変えられることとは何なのでしょうか。
『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力: 『島耕作』シリーズ作者が実践する、いつまでも楽しく働くコツ』(弘兼憲史著)は、『課長 島耕作』の作者が自身の経験をもとに、人生100年時代を楽しく働き続けるための心構えや仕事術、健康法を説いた一冊です。
今回は本書から一部を抜粋し、実年齢より老けて見える人と若く見える人の違いや、著者が実践する服選び、清潔感を保つための身だしなみについて紹介します。
「適当に選んだ服」はさらに老けて見える
同窓会などで久しぶりに同級生に会ったときに、実年齢より10歳以上老けて見える人と、逆に10歳以上若く見える人がいます。
年をとればとるほど男性は女性より、見た目の落差が大きいといわれます。その差は清潔感や肌のきれいさ、毛量、筋肉量、姿勢などさまざまな要因があります。
毛量はどうしようもないのですが、清潔感や身だしなみ、姿勢などは今から気をつければすぐに見た目が変わってきます。
最もわかりやすいのはファッションです。
と書きながら僕はこだわりがないので、外出用はシンプルなスーツを銀座のお店に行ってオーダーで買い求めます。サイズを測って作ってもらうので、着心地もよく動きやすいです。流行は追わず、トラディショナルなスタイルのものをあつらえています。
最近はオーダーでも、リーズナブルな価格帯のものがありますので、一度トライしてみてもいいのではないでしょうか。
柄ものより無地のほうが上品で、色は黒やダークネイビーだとおしゃれに見えます。
ベージュやグレーのぼんやりした色は老けて見えることもありますので、自分に合うかお店で見立ててもらうといいでしょう。もし、その色が気に入った場合は、ネクタイやポケットチーフなど、どこかにポイントを入れるといいと思います。
体形に合わない服はおしゃれに見えません。僕もそうですが、年を重ねるとお腹まわりが気になる人が多いと思います。ピチッとしたスーツだとそれが目立つので気をつけてください。全身が映る鏡を見て、自分のシルエットに合うかどうかを必ず確認しながら服を買ってください。適当に選んだ服は、さらに老けて見えます。
若づくりは「イタい人」になる
そして、変に若づくりをするのはナンセンスです。短いものやダボッとしたボトムスは「イタい人」に見られるかもしれません。
僕の日々のコーディネートは着やすさを重視しています。よく着ているのがユニクロのカシミヤのセーターで、軽いし暖かいので重宝しています。下着やシャツもユニクロを愛用しています。着心地がいいし、安いので気楽に着られます。
アウターですが、ジャンパーは着こなしによって老けて見えることもあります。
ですから、僕はジャケットにしています。ジャケットは体のシルエットもきれいに見せてくれて若々しくおしゃれに見えます。
ちなみに僕が行くゴルフ場はジャケットに革靴でないと入ることができません。
そのゴルフ場だけでなく、ジャケットに革靴は、きちんとしている感じが出るので、どんな場所に行くときでも間違いありません。
自分はファッションセンスが今イチだと思っている人は、見た目がきれいな服を着るというのもいいと思います。しわだらけで、汚れている服はNG。クリーニングに出したり、洗濯した後はアイロンをかけるなど服を大事にしましょう。
服装だけではない、忘れたくない「におい」対策
忘れがちですが、においも気にしましょう。
40代以降になると、男性も女性も加齢臭がしてきます。香水でごまかす人もいますが、余計ににおいます。
男性はシャワーで済ますという人も多いのですが、できればバスタブにお湯をためてしっかり浸かるほうがいいでしょう。
頭皮や首の後ろ、ワキや足の裏、背中などは洗い残しが出やすい場所なのでしっかり洗いましょう。においが気になる人は湯船にミョウバンを入れて浸かるのもおすすめです。フケが多い人はシャンプーなどにも気をつけましょう。
そして、ストレスが多い生活や肉料理、においが強いものをたくさん食べるのも悪臭の原因になります。しっかり睡眠をとって、魚や野菜なども積極的に摂るといいでしょう。
同い年でも老けて見える人と若く見える人の、どちらに仕事を頼みやすいでしょうか。やはり元気ではつらつとしたイメージの、見た目が若い人のほうではないでしょうか。人は見た目で90%を判断されるといいます。服装や清潔感など、若い頃よりさらに気をつけなければいけません。
著者:弘兼 憲史(漫画家)
1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。






