Q. 震災のニュースを見るだけで涙が出ます。心が弱いのでしょうか?

Q. 「震災のニュースを見るだけでいつも涙が出て、同じことが起きたらどうしようと不安でたまらなくなります。自分の心が弱過ぎるのでしょうか? どのように心を保てばよいか教えてください」
A. 自然な反応です。まずは情報との距離感を保ちましょう
凄惨なニュースを見て涙が出たり、強い不安に襲われたりすることは、人間としてごく自然な反応です。私たちが不安を感じるのは、身の回りに「危険」が降りかかる可能性を察知し、身を守ろうとする本能があるからです。誰かの身に起きた災難を他人事と思えず、強い痛みを感じるのは、あなたが弱いからではなく、共感力や危機管理の意識が働いている証拠でもあります。
しかし、不安が強まり過ぎると、心身には以下のような「不安症状」が現れることがあります。
- 緊張感が強まり、心が落ち着かない
- 呼吸が浅くなる、脈拍が速くなる
- 頭痛や食欲不振、眠れないといった不調
これらはストレスホルモンによる生理的な反応ですが、日常生活に支障が出るほどであれば、適切な対処が必要です。
心を健やかに保つための第一歩は、「報道から少し離れること」です。特に大きな震災が起きた後は、SNSやニュースで関連情報を必要以上に検索し続けるのはやめましょう。もしそうなってしまったら意識的に情報を遮断する時間をつくってみてください。過去の震災を知り、防災に活かすことも大切ですが、防災グッズの備蓄など「今自分に無理なくできる範囲の備え」を行ったあとは、目の前の生活が大事です。つらい反応を否定するかわりに、心身を休めませることに重点を置いてみてください。
もし、パニックのような強い発作が起きたり、外出が怖くてたまらなくなったりするなど、生活に深刻な影響が出ている場合は、専門家への相談を検討することをおすすめします。
さらに詳しく知りたい方は、「不安すぎて眠れない…つらいニュースから心を守る方法」をあわせてご覧ください。







