広がるといいな! リペアしやすい社会のしくみ
まな板を削り直しています。びっくりするくらいにきれいな木肌が表れました。 |
「修理すればまだ使えるのになぁ。」
と思いつつ、修理する場所がない、修理してもお金がかかるなどの理由で捨てざるを得ない物って多いんですよね。それを気軽に修理してくれる場がご近所にあるのは本当にうらやましい。一度壊れたものだって修理すれば、愛着もわき、さらに大切に使おうという気持ちになりますものね。
こういった気軽に修理を依頼できる場があちらこちらにできたり、壊れても修理しやすいような物をメーカーが作ってくれたりして、リペアしやすい社会のしくみが広がると、ますます地球にやさしくなるのになぁと思うガイドです。
壊れた物とどう付き合う?
庖丁研ぎの依頼も多く寄せられるそうです。ていねいに時間をかけて研いでくれます。 |
「個人的に修理を受けたらどのくらいの価格なら、採算が合いますか?」
と聞いてみたところ
「う~ん、どうかな。いずれにしても、この値段じゃ絶対無理だね。」
と笑っていました。そりゃそうですね。今の時代、修理して使うって実はとても贅沢なことなのかもしれません。
修理にも手間やお金がかかることを思うと「修理をして使う」ことにも限界があるのも確かです。でも、それは、個々人が、物とどう付き合うか、物の価値をどうとらえるによるのでしょう。
お金の問題じゃなく、修理してもずっと使いたい物は修理して長く使う。手間暇かけてまで修理しなくてもいいと思えるなら、潔く捨てる。あるいは「壊れて修理したくなるくらいのものしか買わない」という考えも“あり”ですよね。
そうやって、自分なりの指針を持って物と付き合っていけるといいなと、今回、取材を通して改めて考えました。
東京都板橋区前野町4-6-1/TEL03-5970-5001 FAX03-5970-2255
月曜日・水曜日・土曜日の午前9時30分~午後4時30分 最終受付は午後4時まで。休館日(毎月第3月曜日、祝日の場合は直後の平日になります。年末年始12/29~1/3、成人式)
※修理依頼は、郵送でも受付けています。その場合は必ず電話で詳細を確認してください。
【関連記事】
・「超簡単解説!サステナビリティってなに?」……もったいない気持ちと技を次世代に伝えること。それがサステナビリティ。
・ガイド記事「いま、静かなブーム!ハチドリのひとしずく」……物を大事に使うことも私たちにできるひとしずく。
・「かなりヤバイ温暖化?地球を冷やす5つの習慣」……身近にできるコトから始めましょう!
・「気軽にTry!環境ボランティアの始め方」……環境のための活動の始め方は?をご紹介。
【ガイドから】
・ボランティアガイドのメルマガのご登録はお済みですか?こちらからご登録してくださいね。
・前回記事は「G8でNGOが福田首相に期待していること」です!