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かなりヤバイ温暖化?地球を冷やす5つの習慣

待ったなしといわれる温暖化対策。私たちにできることは何?まずは「たった1人で何かをしても変わらないでしょ?」と思う気持ちから変えてみませんか?地球のためにできるエコな行動を日々の習慣にしませんか?

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

地球の環境って、かなりヤバイの?

暑がる地球
今の地球はセーターやオーバーを着込んでいるような状態だという人も……。地球の温暖化、マジにヤバイ?
記録的な暖冬に見舞われた07年の日本列島。3月初旬だというのに、東京では桜の花をちらほら見かけるようになってしまいました。こんな季節を体験すると、地球の温暖化がかなり進んでいるのかも? と考えてしまいますよね。

確かに、21世紀に入って世界的に高温の年が続いています。最近の報告では、地球の気温が上がっていることで、気候変動が起きやすくなっていることも指摘されています。たとえば、スーパーコンピュータを使って気温の上昇や降水量の変化をシミュレーションしたところ、巨大ハリケーンや大型台風は温暖化の影響を受けているという結果が出ています。

ただ、こういった報告は、あくまでも、シミュレーションの結果にすぎません。本当のところは、わからないのです。ですから地球温暖化問題と暖冬などの気象異変とを単純に結びつけ、過剰に反応するのはとても危険だといえるでしょう。

とはいえ、やっぱり気になるこのおかしな気候。そして温暖化。暑くなっている地球を冷やすために、私たち1人ひとりはどんな行動を起こせばいいのでしょうか。

今回は「気軽にTry!環境ボランティアの始め方」の第4回として、日々の生活の中で、地球を冷やすために身につけたい5つの習慣をお届けします。こんなヘンテコな冬を体験してしまったからこそ、生活習慣を見直して、地球環境のためにできることを考えてみませんか?

【INDEX】
習慣1 「どうせ変わらない」と思うことをやめよう!…P1
習慣2 「そのうち使うかも」はもらわない、買わない!…P2
習慣3 グリーンコンシューマーになろう!…P2
習慣4 体においしいものを選ぼう!…P3
習慣5 身近な自然に目を向けよう!…P3


習慣1 「どうせ変わらない」と思うことをやめよう

環境問題の基本精神は、Think Globally, Act Locally!(地球規模で考え、足元から行動する)です。地球規模で何が起こっているかを知ること、そして1人ひとりに何ができるかを考え、意識的に行動すること。それがないと何も始まらないのです。

アカデミー賞の話題をさらった「不都合な真実」でのスピーチで、ゴア氏もこうおしゃっていました。「温暖化問題は政治の問題ではなく、倫理の問題だ」と。その通り! 1人ひとりの行動が地球環境問題の解決に大きな役割を果たすとガイドも思います。

つながる人たち
1人じゃ変わらない? いいえ、国や民族を超えた人たちがつながっていくことで、きっと何かが動きます。
でも、こう書くと、必ずこんな声が聞こえてきます。

「1人の行動でいったい何が変わるの?」
「どうせ何をやっても変わらないよ!」

そうおっしゃる方たちにガイド自身も何人も会ってきました。

確かに、たとえば温室効果ガスといわれる二酸化炭素の排出量は、産業が38%、運輸が20.7%、事務所や商業施設等が15.6%であるのに対して、一般家庭からは13.5%にすぎません。数字だけを見れば、個々の家庭の努力は非常に微々たるものに思えるかもしれませんね。

でも物やサービスを生み出す産業も、運搬する運輸も、一連の事務手続きも商業施設も直接的、間接的に利用しているのは私たち。産業や運輸による温室効果ガスを排出しているのは企業かもしれませんが、私たちのニーズが経済活動を支えていることを忘れてはいけません。そう考えると、個々の家庭から変わらないと、何も変わらないと思いませんか?

1人1人の力は小さくても、決して無力ではありません。「何をやっても変わらない」と思うことをやめ、「何ができるだろうか」と考えてみませんか?

では、何から始めればいいの? それは次のページで!
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