夏休み、最も頭を悩ます宿題の1つが、自由研究です。後半になればなるほど、「何をすればいいの?」と悩むご家庭も多いのではないでしょうか。そこでご提案したいのが、"どんな人でも使いやすい"を追求したユニバーサルデザインを探す自由研究。どこのお宅にでもある身近なユニバーサルデザインを探してレポートしてみましょう。

ユニバーサルデザインを探せ!

左側がシャンプー。側面にギザギザがついているのがわかりますか?
ユニバーサルデザインという言葉を聞いたことがあるでしょうか。今回、ご提案したい自由研究は、あなたの家の中でのユニバーサルデザイングッズ探し。どんな特徴があり、どんな点が誰もが使いやすいユニバーサルデザインなのかを考えるのがテーマです。

まずはお風呂場へ行ってみましょう。シャンプーとリンスのボトルがありますよね。よく見ると、シャンプーボトルの側面に細いギザギザがついています。商品によっては、ポンプの頭に線がついている物もあるでしょう。

同じギザギザはリンスにはついていますか? ついていませんよね? 

ギザギザのある方が、シャンプーの印なんです。それを知っていれば、洗髪中に目をつぶったままでも、シャンプーとリンスを間違えることはありません。もちろん、目の不自由な方がシャンプーとリンスを見分ける手がかりにすることができますし、細かい字が苦手なお年寄りや、字の読めない幼児でも「ギザギザのついている方がシャンプー」と伝えておけば、安心ですよね。

これがユニバーサルデザインです。

ユニバーサルデザインとは「特定の誰かのための特別な物」ではありません。年齢や性別、障害の有無などに関わらず、できるだけ多くの人が利用可能なデザインをいいます。ほかにも、社会には、力の強い人、弱い人、体の大きな人、小さな人、手の大きな人、小さな人、左利きの人など、様々な個性を持っている人がいますよね。どんな人でも無理なく使えるような工夫がされたデザインが、ユニバーサルデザインなのです。

どう違う? ユニバーサルデザインとバリアフリー

階段とエスカレーターしかなかった地下鉄の駅に設置されたエレベーター。これがバリアフリー。
ここまで読んで「それってバリアフリーじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんね。

バリアフリーは、現在ある道路や建物の中の段差をなくしたり、階段やエスカレーターしかない場所にエレベーターを設置したりといった障壁を取り除いた状態をいいます。そして対象は、たとえば障害のある人、お年寄りといった特定の方々です。

対して「どんな人でも」使えるようなデザインが「最初からされている」のがユニバーサルデザインなのです。

ユニバーサルデザインとは何か、なんとな~くわかっていただけましたか? では、他にどんな物がユニバーサルデザインかを次ページでご紹介しましょう。