1位 地に落ちたゴールドメダリスト
マリオン・ジョーンズ
地位も栄誉も失ってしまったマリオン・ジョーンズ。ドーピングという不正の上の栄光なのだから仕方がありません。 |
自らのドーピングと、男性パートナーの小切手詐欺に絡む2件の偽証罪とで、禁固6カ月の実刑と、その後2年間の保護観察処分を言い渡されました。そして、保護観察の期間中は、年間400時間の社会奉仕を義務づけられ、ドーピング撲滅のための啓発活動が求められています。
刑事罰だけではなく、社会的な制裁も厳しいものです。アメリカオリンピック委員会は、シドニーオリンピックの3個の金メダル、2個の銅メダルの返還、同大会以降の記録抹消、2年間の出場停止処分を下しています。
さらに国際オリンピック委員会(IOC)からも陸上競技記録の全てが抹消され、2000年シドニー、2004年アテネ両オリンピックを失格、2008年開催予定の北京オリンピックも追放されと、本当に厳しい処分となっています。
欧米でのアスリートの社会的地位は日本以上に高いといいます。ましてやオリンピックのゴールドメダリスト。そこにドーピングという不正があるなんて許されないことです。それを考えれば当然の制裁なのでしょう。
ただ、ドーピングは1人じゃできません。ゴールドメダリストの栄誉を目指して、彼女を取りまいたコーチなどの周りの大人も責任大。そういったスタッフに恵まれなかったのも彼女の不幸なのかもしれません。ガイドは、あの輝くような笑顔が好きだっただけに残念でなりません。もちろん、同情はいけませんが。
マリオン・ジョーンズは、裁判後、「多くの人が私の過ちから学んでくれることを切に願っている」と語ったそうです。その言葉の通り、ドーピングの愚かさをたくさんの人に伝える奉仕活動に力を注いでほしいものです。
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