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自由研究は「環境問題」、お薦めテーマはこれ!(2ページ目)

21世紀の子どもが生きていくにあたって、必須知識のひとつに「環境」があります。夏休みは自然に触れ、環境について考えるのに絶好の機会。サスティナブルな社会をつくるために何ができるのか。誰でも入りやすく、奥が深く、今が見えてくる自由研究にピッタリの情報をお届けします。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

テーマ2. サンゴ礁の危機と温暖化

サンゴ礁
海水温の上昇で、大規模な白化現象が進んでいる石垣島白保のサンゴ(2005年撮影)
環境問題で最も重視され、対策が急がれているのが、地球温暖化です。温暖化の影響はすでにあちらこちらで出ていることを、ガイド記事「20XX年、日本人の食は1日2食になる?」でもお伝えしました。海の中にも深刻な異変が起こっています。変温動物の魚にとっては、海水の温度が1度上がると、人間の体感温度で10度くらいの差がある感覚になるのだとか。異変は陸上のそれよりも一層深刻かもしれません。

その影響のひとつが、沖縄の石垣島白保に群生する世界に誇るサンゴ礁の白化現象。白保は北半球で最大かつ最古とされるアオサンゴ群落をはじめ貴重で美しいサンゴ礁が群生している海です。その規模は、オーストラリアのグレート・バリア・リーフに匹敵し、まさに日本が世界に誇るサンゴの海です。

2016年、その白保のサンゴ礁に白化現象が襲いました。白化とは、サンゴが何らかのストレスを受けて白く脱色したようになる現象で、白化が長時間に及ぶとサンゴが死滅することも多くあります。白保では、これまでも何度か大規模な白化現象が起きています。

大きな原因は、「海水の温度が下がらない日が長く続いたため」とみられています。つまりは温暖化による影響です。

世界的に深刻なサンゴ礁の白化現象

サンゴ村
白保にあるしらほサンゴ村。白保の歴史やサンゴに関する情報が豊富です。
2016年は、白保だけではなくオーストラリアのグレート・バリア・リーフでも大規模な白化現象が起き、大きなニュースになりました。

サンゴの白化現象とは何か、なぜ起こっているか、白保とはどんな場所なのか、海が温暖化するとどういったことが起こるのか、人間の活動と温暖化とどう関わっているのかなどを調べてみてはいかがでしょか。

温暖化と海の関わり、人間への影響などが浮かび上がり、興味深い自由研究となることでしょう。WWFジャパンのサイトしらほさんご村に詳しい情報があるので、参考にしてください。

子どもと一緒に環境問題を考える

環境問題は、子どもたちの未来と直結しています。10年、20年後、子どもたちが大人になる頃、地球環境がどのような状況になってしまうのか、今出ている予測は明るいとは言い難いものばかり。それを防ぐには何ができるのでしょうか?

持続可能なサステナブルな社会を作っていくために、私たちに何ができるでしょうか。

この夏は、子どもと一緒に、自由研究を通して、身近な日本の自然を掘り下げながら “地球の今”を考えてみませんか?

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