思い出作りの効用3 制作課題
子どもにとって旅行などの非日常イベントは強く記憶に残ります。成長してからも「あの時はこうだったよね」と話してくれたりします 。これが絵画の制作などにも良い方向で表れることがあります。動物園での記憶に基づいて好きな動物の絵を上手に描けたり、家族で遊ぶ様子を楽しく描けたり。特に受験勉強の生活をしていると、思いっきり遊ぶことが少なくなっているので、より印象に強く残ります。
本来家族旅行は受験とは無関係に楽しく過ごすものですね。たまたま今年が小学校入試の年だったというスタンスで構いません。それでも旅先で勉強しないと心配だと思うでしょう。学習習慣は例外を作ると、そこから崩れるということがあるからです。どうしても不安であれば、ペーパーを持参して2~3枚学習することにすればいいのではないでしょうか。
注意したいのは、せっかくの思い出作りの場で強く叱ってしまうことです。楽しいはずのイベントで叱られた思いが残るというのは最悪のパターンです。その点だけはお忘れなく。できればお出かけ先でしっかり歩いたり、身体を使った遊びをしたいものです。何か初めてのことにチャレンジすると精神的なたくましさを養い、思い出も深くなります。そうした機会をたくさん作ってあげて下さい。
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