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お受験の常識ってホントに正しいの?2(2ページ目)

受験にかかる費用負担が大きいので、普通のサラリーマン家庭には無理だとか、関係者が有利というお受験の常識について検証してみたいと思います。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

合否の決め手は霧の中

合格発表
小学校入試の合否は総合的に判断される
「入試を受けてみたらペーパーも少なく面接の時間も短く、いったいどこを見てくれたのかわからない」と言う受験生の保護者があります。「関係者じゃないからダメだったのか……」と思いたくなる気持ちもわかります。

ただ学校の立場から見ると違ってきます。子ども時代から思春期、さらに青年期まで過ごすのだから、学校としてもペーパーだけで合格を出せないのは当然。同級生と仲良くやっていけるか、親が学校の方針をしっかり理解しているかをじっくり観察するでしょう。

試験中だけでなく待機中の様子も見られています。大勢の志願者から選抜するのだから、何段階かで絞り込んでいくはずです。候補者に残らなければ通り一遍しか見てもらえないかも知れません。

確かに「合格する資質のある受験生が不合格になる」こともありますが、「まぐれで合格する受験生はいない」と考えるべきでしょう。子どもを育てるに当たって、ペーパーの他に社会性や子どもらしさなどを総合的に養っていくように心がけていきたいものです。

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