小学校受験には、さまざまな「常識」があります。受験にかかる費用負担が大きいので、普通のサラリーマン家庭には無理だとか、関係者が有利なのだというものです。「お受験の常識ってホントに正しいの?1」に引き続き、お受験の常識について検証してみたいと思います。

普通サラリーマン家庭の小学校受験は無理?

車
お受験費用は車1台分に相当する?
ばらつきはありますが、小学校受験準備に必要な費用は、月に10~20万円が一般的です。年中からの2年間で240~480万円かかりますから、お受験費用は自家用車1台分と言っていいでしょう。

年収600万円の家庭では平均月収50万円の20~40%に相当するので、蓄えがあるか、実家からの援助がないと苦しいかも知れません。年収が800万円になれば年収に対する比率も13~25%に低下するので、やり繰り次第で小学校受験は可能です。

学校により差はありますが、在校生に会社員や公務員といったサラリーマン家庭の子どもも普通にみられます。夫婦共働きのダブルインカムであれば、十分私立小学校受験の費用は負担できます。小学校の学費は幼児教室ほどはかからないので、普通のサラリーマン家庭にとって小学校受験は無理ということはありません。

ただし受験に失敗した時に、その費用を惜しむようなら受験は思い留まった方が無難です。小学校受験は募集定員が少なく、不合格となるリスクが高いため。無理して受験費用を支払うと合格できなかった時の後悔がストレスになり、親子や夫婦の関係がぎくしゃくすると不幸です。

反対にこの間の勉強は小学校や中学校で生きると思えるなら大丈夫。実際にペーパーで自宅学習の基礎ができているので、すんなりと学校の勉強につなげていけます。

縁故がなくちゃ無理?

関係者が有利とは昔からよく言われます。まったく根拠がないわけではありません。知能だけでなく総合的に合否を判断するのが小学校入試の特徴ですから。親が卒業生であれば、学校の方針を理解している点で有利であっても不思議はないのです。

しかしながら、箸にも棒にもかからない受験生が縁故で合格することはまずありません。合格できる力があるか、ボーダーライン上で縁故が有利に作用するケースが起きるのです。

もし、その学校に不向きな子どもを推薦してしまったら、紹介者の評判に傷が付きます。表面上は縁故が有利に作用したように見えますが、実力も備えていたというわけです。縁故の有無にこだわるのは無益なこと。慌てて探すような縁故では効果もありません。その時間をほかのことに振り向けた方がましです。

小学校入試の判定基準は明確なのでしょうか。詳しくは次のページで