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筑波大学附属小学校の模擬試験体験記 筑波大学附属小学校模擬試験

筑波大学附属小学校入試での要点は指示行動がきちんとできることと、自分の意志が言葉で示せることが重要ということに尽きます。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

先日筑波大附属小学校向けペーパーと制作の模擬試験を受けました。保護者向けには同時に説明会がありました。会場は上智大学市ヶ谷キャンパスで、説明会の大教室がほぼ満員でしたので、200人以上いたように思います。
 本番と同じようにABCの生まれ月グループ毎男女別に教室が別れていました。Aのみ問題が異なります。本番と異なるのは運動と口頭試問がないことです。
 
 説明会での要点は指示行動がきちんとできることと、自分の意志が言葉で示せることが重要ということに尽きます。私立小学校入試でもでもこの点は基本ですが、さらに各学校によって見るポイントや方法が異なっています。しかし筑波大附属小ではこれが全てと言っても良いかも知れません。

 また挨拶も大事です。普段の躾を見られるということで、自分からしなくても挨拶をされたら返すことができるということがポイントです。

かなり実践的な内容でしたので、もっと早く聞いていれば準備ができたのにと後悔しました。それでは説明会でのワンポイント集をお送りします。
・Aグループでは数の合成がでることがある。くわえる、あわせる、よせると言った言葉の意味が分からないのが幼児。難しい数の問題は出ない。
・話し、指示の理解が中心。
・60点以上できれば良い。
・難しいが満点はいない。
・満点を目指さないで、できるところを確実に。
・Bは数はでない
・Cは易しいので、一点二点を大事に積み重ねて行く。
・具体物を使った指示の練習が大切。→今後はパソコンでソフトを立ち上げるなどというのも出題されるかも知れないとのこと。
・だからと言ってパソコンを買うのではなく、わからなかったら質問できること。そのようなコミュニケーション能力が問われている。
・親が子供の話しをよく聞く→話す力を育てる。
・30人のグループに中4人の監督官がいる。
・各監督官がひとりを選べば良い→監督官と言えども人間。印象に左右される。→だから笑顔が大事。失敗してもにっこりできればOK。
・一年生の一学期間教科書を使わない学校。そういう授業をできる先生が揃っている。
・子供のいい所で勝負する→これから1週間不得意ばかりやるのはダメ。
・訓練され過ぎた子供ではなく、子供らしさが好まれる。
・試験当日、新しいものを身に着けさせない→緊張しないため。
・私立入試と異なり駄目な服装はないが、目立つ服装は好まれない。
・でも1ポイントあっても良い→靴下、ベストなど
・教育パパの方が良い→家族揃って受験に協力している証拠だから。
・ただし一人っ子に皆がプレッシャー与えてはダメ。
・試験のイメージを作る。→先生は男の先生で、こんなことをすると状況を説明して、頭の中で想像できていれば、緊張しすぎることがない。
・活発でなければダメということはない。
・運動で落とされることはない。運動が苦手の子も合格している。
・くま歩きは大きく、速く→その場でジャンプして着地した時の膝の曲げ具合。
それから手をつき、手と足は同じ側を出す。→速くと言うと子供はちょこちょこと速く手足を動かすが、それではスピードがでない。
・タイムを測っているらしい。→速い方がベター。
・前転は回って立てると良い。おへそを見ると綺麗に回れる。
・けんけんはつま先で前へ進むことができると良い。→前に進みにくい時は、「静かに飛んで」と言うとできる。
・小金井は今年ペーパーなかった。→突然傾向が変わることもある。
・得意な問題で残り一週間過ごす。
・話しの記憶と図形は毎日復習。
・制作で蝶結びは差がつきやすくよく出る。
・ちぎり絵は紙がくしゃくしゃになっても良い。
・絵は説明をしなくても何かわかるように描けると良い。必要な要素が揃っているとベスト。
・内容を聞かれたらきちんと説明できる。
・制作でも運動でも指示を聞いて、その通りできるかどうか問われる
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