英和辞典の使い方!読み方は?
辞書の読み方、基本中の基本をおさらいしてみましょう
発音記号が書かれていることや発音記号の上にチョンとついているマークは、発音するときにそこを強く読むということはよく知られています。さらに次の何点かを気にしながら辞書を読んでみると英語がもっとわかるようになりますよ。
品詞は言葉のグループ分け
まずは基本中の基本、品詞って何?というところから始めてみましょうか。ガイドは大人になってから英語の勉強をやり直したのですが、あるとき「この単語の『品詞』は何ですか?」と聞かれたときドキッとしました。品詞って何? という状態に陥ってしまったのです。そこで慌てて辞書をひっくり返すはめになりました。辞書を引くと、単語の隣に「動」「名」「形」という文字があります。これは言葉のグループ分けなのです。
「動」 = 動詞 「名」 = 名詞 「形」 = 形容詞 「前」 = 前置詞
「代」 = 代名詞 「副」 = 副詞 「接」 = 接続詞 「間」 = 間投詞
例えば
walk ―― 「動」(~s/-s; ~ed/-t/; ~ing)
「walk = 歩く」という単語は動きや動作を表す「動詞」というグループに入る。動詞の変化は、walks (三人称単数現在のとき)、walked (過去形)、walking (進行形のとき)となるということがわかります。
-s や -t は発音を意味していますね。ウォークス、ウォークトゥッという発音になりますよということが読み取れます。
動詞の不規則変化を忘れてしまったときなども辞書で調べると便利ですよ。go-went-gone や write-wrote-written など辞書を見ると書いてあります。
C=数えられる名詞、U=数えられない名詞
辞書をじっくり読むと思わぬ発見があります。英語がもっとおもしろくなる!
「C」 = countable noun (数えられる名詞/加算名詞)
「U」 = uncountable noun (数えられない名詞/不可算名詞)
apple は1個、2個と数えられるから、countable noun (数えられる名詞)
water は数えられない名詞に属するので uncountable noun (数えられない名詞)
単語の隣にある特殊マークの意味は使用頻度
単語の前にある特殊マーク、これは単語の使用頻度を表しています。この特殊マークは辞書によって多少違ってきます。例えば
◆ ジーニアス英和辞典(大修館書店)の場合
アスタリスク ** ふたつ = Aランク 中学学習語 約1,100語
(実際にはアスタリスクが縦にふたつ並んでいます。)
アスタリスク * ひとつ = Bランク 高校学習語 約3,400語
十字架のようなマーク = Cランク 大学生・社会人に必要な語 約5,100語
無印 = Dランク その他の語 約69,400語
◆ ロングマン英和辞典(ピアソン・エデュケーション/桐原書店)の場合
単語の隣に S1 W1 J1 という文字が並んでいます。S は「話し言葉」、W は「書き言葉」、J はJACET(大学英語教育学会)での使用頻度がわかるようになっています。例えば、S1, S2, S3 なら、話し言葉として使用頻度の高い1,000語、2,000語、3,000語を示しています。
これらの辞書の使い方は大抵の場合、それぞれの辞書の冒頭数ページに書かれています。一度目を通してみると辞書と仲良くなれますよ。お試しください。
知っておくとおもしろい辞書の読み方、まだありますので折を見て続編でお届けしますね。楽しみにお待ちください。
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