英語/英語学習アーカイブ

リスニング力をアップさせるには

今回は読者からよくいただく質問にお答えします。「リスニング力を伸ばすにはどうしたらいいのですか?」 一番の近道は、ディクテーションです。過去にも何度か記事にしていますが、ポイントをまとめてみました。

執筆者:川本 佐奈恵


リスニング力を伸ばすのにはディクテーションが一番効果的

ディクテーション
リスニング力を伸ばす一番効果的な方法、それはディクテーションです
読者の方からよく「リスニング力を伸ばすにはどうしたらいいのですか? やっぱりたくさん英語を聞くしかないのでしょうか?」というご質問をいただきます。

リスニング力を伸ばすのに一番手っ取り早い方法は「ディクテーション」です。では、ディクテーションのポイントをまとめてみましょう。

聴こえてきた英語を書き取ってみる、それがディクテーションです。
  1. 英語の音声テープを用意します。

  2. ワンセンテンスで止め、聴こえてきた部分を書き取ります。


  3. 例えば
    Have you heard anything about Kally's new job?
    (ケリーの新しい仕事について何か聞いた?)

    と言う文章が流れてきたとします。

    書き取るのは、最初の数ワードでかまいません。また音声テープを流し次の数ワードを書き足します。これを何回か繰り返して、やっと一文が書きあがります。一文が書けたら次のセンテンスに移ります。

  4. もし、ワンセンテンスが長いときは、文の途中で止めます。

  5. 上の例でいえば、Have you heard の部分で止め、書き出します。次には、anything about で止め、書き取ります。最後に Kelly's new job. を書き足します。

  6. 難しい単語は、1単語語でもかまわないので止め、書き取ります。


  7. 聞き取れなれば何度でも繰り返して聞きます。


  8. わからない単語はカタカナで聴こえてきた通りを書いておき、音を頼りにスペルを組み立ててみて辞書から探し出します。電子辞書のスペルチェック機能を利用すると便利です。
これを繰り返してだんだんと文章を作り上げていくのがディクテーションです。今まで何となくわかったつもりになっていた英語、いざ書き出してみようとすると意外と書き出せないものです。自分のものになっている英文は簡単に書き出せるはずです。この作業をすると、自分がどの部分が聴こえてきていて、どの部分が聴こえていないのか、一目瞭然になります。どのくらいリスニング力を持っているかもはっきりとわかります。

>>ディクテーションの効用、注意点もう少し掘り下げてみましょう>>
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