英語/英語学習アーカイブ

初心者でも楽しめる!英語でおけいこ(9ページ目)

机の上でテキストを読むことだけが英語の勉強ではありません。自分の好きなことを通じて英語を学ぶと、やはり身につくのもの。東京・広尾のスクールを潜入取材してきました。

執筆者:川本 佐奈恵

陽気に英語でクッキング

英語でおけいこ
講師のクリスさん、とっても陽気でクラスが明るくなります。
お料理で使う、言えそうで言えない英語のフレーズ、どのくらい知っていました? 私は、レッスンを受け、メモを取りながら、「ほぉ~、そうやって言えばいいんだ!」 と感心することしきりでした。

1. たまねぎの皮をむく = peal the onion
2. 卵を割る = crack open the egg
3. 卵をよくかき混ぜる = beat that egg
4. もっとあわ立てて = keep on whisking
5. 火を弱める = turn down the fire
6. スープはどうなってる? = How's the soup doing?
7. もうちょっと様子みようか?(そのままにしておこう)= Let's let it go.

この日の講師は、とても陽気なアメリカ人、クリスさん。お名前だけ拝見したときは、クリスティーンさんという女性の方かしらと想像していたのですが、見事にはずれました。私は、どうやらgender stereotype (男女の職業役割を意識的に決めてしまうこと)を持っていたようで、いけない、いけないと反省しました。彼は、実に楽しそうにクッキングしながら、生徒さんたちに次のような言葉を投げかけていました。

Hi, how are you doing? (やぁ、調子はどう?)
Are you having a good time? (楽しんでる?)
Come over here, love. Don't be shy. (こっちおいでよ、かわいこちゃん。恥ずかしがらないで。)
※この日は小学生のお子さんも参加していたので。

こんなスクールを探していたという参加者からの声

英語でおけいこ
わきあいあいとなごやかなクラス
さて、この日の英語でクッキングは非常になごやかに楽しく、笑いも沸き起こって行われていきました。レッスン終了後に、参加されていたみなさんに感想をうかがってみました。以下のように、「こんなスクールを探していた」という声をたくさん聞きました。

  • ずっとこんな教室を探していたんですが、なかなか見つかりませんでした。あったとしても、入会金と授業料を一括で払わないといけないところが多いので、個人的な都合で参加できないこともある私には、割高で手が出なかったです。ここは、値段も手頃だし、参加するときだけ授業料を払えばいいシステムなので1人でも参加しやすいです。それに、雰囲気がとてもいいですね。


  • 自分の興味のあることから英語を学ぶと、楽しいんじゃないかなと思って参加しました。普通の英会話学校とは違ってリラックスした雰囲気で英語を勉強できたのでよかったです。


  • 身体を動かすので、ただ、黙って机に座って勉強するスクールとは違うじゃないですか。英語だけに集中しなくていいので、かえって、学びやすいです。テキストでは習えないような、実際の生活の中での英語も自然と頭に入ってきました。


    スクール開校のきっかけ

    英語でおけいこ
    アマレットラウンジのオーナー 野田絵梨奈さん
    オーナーの野田絵梨奈さんにアマレットラウンジという名前の由来や、開校に至るまでのお話を伺ってみました。

    アマレット(Amoretto)=イタリア語で『友達以上恋人未満』そんな素敵な仲間と英語を通して一緒に素敵なモノや(料理・クラフト・デザインなど)、素敵な人に出会い、異文化を分かち合いたいと思い誕生しました。「コトバができると世界が広がる」をテーマに文化に触れ世界観が広げられたらと思いアマレットラウンジと命名しました。

    3歳より英語を学び、高校時代を米国で過ごした野田さん。明治学院大学国際学部卒業。在学中もサーマースクールコロンビア大学などで学び、その間、アメリカ生活でホームスティやクッキングスクールを体験、おもてなし料理やアメリカのコーディネートなどを学ぶ。現在もアメリカと日本を往復し新しいスタイルを皆さんへ提供しています。”笑みのある生活を!”をテーマに安心して通えるサロンをめざしています。

    「外国人の友達から何故日本人は中学から(当時)英語学んでいるのに話せないのか?」と言われたことがきっかけで、このスクールを開校することを思いつきました。自分自身楽しく英語を学んで来た経験から自然と英語を学んで話せるようになっていたし、私の周りには、帰国子女の友達が多くいたので話せてあたりまえの環境であったため、それまで、そのように感じた事がなかったのです。それから、日本の英語教育について研究したところ、暗記が中心になっており、実用性のない単語やセンテンスを丸覚えしている教育に疑問を抱くようになりました。楽しく英語を学べる学校を作りたい!そしてもっと多くの人に英語は楽しいものだ言う事を知ってもらいたいと思い開校に至りました。



    英語そのものを学ぶというよりも、英語を通して異文化を学ぶという雰囲気でした。人数も5、6人と、こじんまりとしているので、せっかく行ったのに大勢の中でちっともしゃべれなかったということもありません。気が向いたときにポンと出向いたり、ちょっと気分を変えたい、あるいは、モチベーションが下がっているときに利用するのもよさそうですね。



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