ストレス

Q. 嫌な気分の時も、ハイテンションに振る舞ってしまいます

【公認心理師が解説】いつもハイテンションな人や、とても明るく振る舞っている人に、悩みやストレスがないとは限りません。ストレスに対処するために、本人も気づかずに「躁的防衛」をしている可能性があります。注意点と対策法をご紹介します。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

Q. 落ち込んでいても、必要以上に元気に振る舞ってしまいます

疲れている女性

周りからは「悩みがなさそう」「陽キャ」と言われるけど、本当は疲れてる


Q. 「嫌なことを言われた時や、気持ちが乗らない時も、必要以上に元気に振る舞ってしまいます。合コンなどでいじられても、つい盛り上げ役になって『悩みがなさそう』『陽キャでうらやましい』などと言われるのですが、正直とても疲れます。どうすればいいのでしょうか?」
 

A. 「躁的防衛」かもしれません。続けると心身の負担になるのでやめる工夫を

疲れているのに、無理にテンションを上げて振る舞うことは、精神衛生的にいいこととは言えません。心に大きな負担がかかってしまいます。

臨床心理学に「躁的防衛」という言葉があります。これは気持ちが沈んでいる時にも「明るい自分」「元気なキャラクター」を演じることで、ストレスから目を背けてしまう、無意識の「心の防衛反応」の一つです。無理にハイテンションに振る舞うことで、自分自身を興奮状態に追い込んでいるケースもあります。

一時的には嫌な気持ちから目を背けられてても、慢性的に続けていると、精神面だけでなく、体の健康や生活にも支障が起こるリスクがあります。

改善する方法は、「等身大の自分で人とかかわる」機会を、意識的に増やしていくことです。「テンションが高いキャラだと思われているから」「いつも明るくしておかないと」と、周りの期待に応えようと無理をする必要はありません。

また、躁的防衛が生じないように、ストレスへの対処法を見直すことも大切です。自分を偽ってテンションを上げなくても、上手にストレスに向き合えるように、少しずつ変えていきましょう。

さらに詳しく知りたい方は、「テンションが高すぎる人は「躁的防衛」かも…ハイテンションに潜む心の危機」をあわせてご覧ください。
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