英語の勉強を長いことしていると、伸び悩みに落ち込んでしまうことってありませんか?先日、こんなメールをいただきました。
「今日は、なんだか、久しぶり… というより、今までになく、滅入ったので、気を取り直すつもりで、メールを書いています。」
と始まったそのメール。この方は、英文科出身、大学4年のときに、すでに英検準1級を取得。
「夢は、英語を使って仕事をすること… 」 と続きます。
目標を、英検1級、通検2級、通訳ガイドにおいて努力を続け、少しずつ時間をとりながら、TOEIC 855 点まできたのだそうです。
「しかし、先日の英検1級の受験で、打ちのめされました。昨年は、後4点足らず、今年は合格できるものと、思ってがんばってきましたが… なんと、長文問題で、3割しか正解できなかったのです。自分の英語力のなさに、失望いたしました。」
こんなに優秀な人でも落ち込むことがあるのね、と思いませんか?大抵の人は、このレベルに達するまでに挫折をしてしまいます。ここまで来れば、もう立派な英語使いです。
この人にはこんな言葉をかけてあげました。
▼ 夢は追いかけ続ければ必ず手に入ります
今は、飛躍する手前にいるだけです。ホラ、高くジャンプするためには、うんと低くひざを曲げて、しずみ込まなくちゃいけないじゃないですか。ある日、いとも簡単に「あれ?英検1級ってこんなに簡単だったの?」って受かっちゃう時が必ずきます。夢は追いかけ続けていれば、絶対に手に入るんです。60歳の時、欲しかった夢が手に入ったら、新聞やマスコミに追いかけられますよ。快挙だって言って。そういう人がいてもいいと思いませんか?あきらめるのは、80歳になってからだって遅くありません。(笑) おいしいもの食べて、しっかり寝て、笑って夢を追いかけましょうよ。一緒にね!
▼ 長く辛い道、でも好きだからやめられない
本当に英語の勉強って長くて辛い道のりです。途中で息が切れそうになったり、倒れそうになったり、「もうやぁ~めた!」って思いたくなることがたくさんあります。でも、私は知っています。今、この記事を読んでくれているそこのあなたは、英語が好きで好きでたまらないのです。だから、やめられない。でもちょっと疲れてしまったから、どうしようかな?どこで羽を休めようかなと考えている。
どう?図星でしょ?
NHKテレビ『いまから出直し英語塾』でおなじみの、大杉正明先生が、ある講演会でこんな言葉をプレゼントしてくださったことがあります。
『決して隣の人と自分を比べないで!過去の自分と比較するのです!』
英語の勉強を長いこと続けていると、一緒に勉強を始めた人や、隣の人が気になってしまう。そして、あの人は、あんなに上手になったのに、私は、ちっとも進歩していない、と思ってしまう。でも、待ってください。本当ですか?本当にちっとも進歩していないのですか?ぜんぜん話せなかった頃の自分、英語を読めなかったし、書けなかったときの自分、思い出してください。そして、昨日の自分より、進歩していれば、それでいいんです。時々、後戻りすることだってあるでしょう。でも、全体的にみたら、ホラ、知らず知らずのうちに高いところに登ってきた自分に気付きませんか?
ねっ!?あなたって意外と輝いている!!
そう、笑って明日に向かいましょうよ。
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