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二ノ主演作、岸優太のヤンキー青春物語も!映画ライターが選ぶ「2023年公開映画ベスト5」【日本映画編】

2023年も日本映画は元気! 公開作も多く、選ぶのが難しかった……。2023年1月~12月公開作の中から映画ライターの筆者が自分の好みで選んだ5作品です。※サムネイル画像:(C)2023「アナログ」製作委員会 (C)T.N GON Co., Ltd.

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

2023年は多くの人が劇場に足を運び、日本映画の大ヒット作が多く生まれた1年だったのではないでしょうか。公開作もとても多くて正直すべてを見られたわけではないのですが(すみません)、映画ライターの筆者が好きな日本映画を悩んで悩んで5作品ピックアップしました。
 

5位:『Gメン』

Gメン

(C)2023「Gメン」製作委員会  (C)小沢としお(秋田書店)2015

5位は岸優太主演、同名コミックの映画化作品『Gメン』。問題児だらけのクラスに転入した主人公(岸優太)がクラスメイトと一緒に不良軍団と対峙する物語。

超シンプルなヤンキー映画なのですが、クセの強い登場人物が次々登場する楽しさの中、淡い恋、友情、ケンカが見事にコミット! 俳優たちも大熱演で、主人公の勝太は岸優太以外に考えられないほどのハマり役です。竜星涼、田中圭、高良健吾、吉岡里帆、尾上松也などの脇役も怪演。瑠東東一郎監督の演出もさえまくっていました。コメディー青春映画としては今年ナンバー1です!
 

4位:『愛にイナズマ』

愛にイナズマ

(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会

映画監督を目指す折村花子(松岡茉優)が、業界人に裏切られて行き着いた先は疎遠だった家族のもと。家族ドキュメンタリーを撮影するうちに、これまで語られなかった家族の真実が見えてくるという物語。

絶対に諦めない花子と個性的な父や兄たちが、ぶつかり合いながらも家族に帰結していくプロセスが感動的。松岡茉優をはじめ、佐藤浩市、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也など役者たちがみんな素晴らしくて。やんちゃな折村家の人々が愛おしく、抱きしめたくなります。ちなみに石井裕也監督は今年『月』も話題でしたが、筆者は『愛にイナズマ』に一票!

>次ページ:3位は二宮和也主演の純愛ストーリー!
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