定年・退職のお金

セカンドライフに家庭菜園! 初心者におすすめの野菜の栽培にかかるお金はいくら?

定年退職後のセカンドライフ、お金をかけずにできる趣味のひとつとして、家庭菜園に挑戦してみてはいかがですか? 今回は、家庭菜園デビューにぴったりの初心者が簡単に育てられる野菜を紹介します。あわせてそろえておきたい園芸用品などを紹介します。

舟本 美子

執筆者:舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド

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<目次>

セカンドライフにおすすめの趣味「家庭菜園」

定年退職後のセカンドライフ、時間を持て余し、グルメや旅行などでかけてばかりいると支出もかさみがちです。大きなお金をかけなくてもできる家庭菜園に挑戦してみてはいかがですか? 

家庭菜園をするのがはじめての人は、お金をかけずに最低限の道具や材料でできる簡単な野菜からトライしましょう。まずは園芸の楽しみを知ることが大事です。

今回は、筆者の経験から、家庭菜園デビューにぴったりの初心者が簡単に育てられる野菜、そろえておきたい園芸用品などを紹介します。
家庭菜園はいくらぐらいから始められるの?

家庭菜園はいくらぐらいから始められるの?

【初心者向け】家庭菜園の野菜選びのポイント

家庭で野菜を作るとなれば「アレも作りたい、コレも作りたい!」といろんな野菜が頭に浮かびます。初心者のうちは、欲張りすぎないようにしましょう。

最初は以下の2つのポイントを押さえましょう。

●家庭菜園の野菜選びのポイント1:最小の道具で、簡単に育てられるもの
野菜の種類が多くなれば、それに合わせた土、肥料、プランターなどが必要になります。しかし、初心者であれば、いろんな道具を一気にそろえると、それだけ費用がかさみます。
まずは、最小限の道具で栽培できる野菜にトライしましょう。
 
筆者が育てているトマトの写真。収穫したトマトは近所の人に配りました

筆者が育てているトマトの写真。収穫したトマトは近所の人に配るつもりです


●家庭菜園の野菜選びのポイント2:収穫量が多いもの
家庭菜園でまとまった量を収穫できると「これからも頑張ろう!」というモチベーションにつながりますが、思うように収穫できないと、やる気がなくなってしまうことも。最初は、なるべく手間もお金もかからず、まとまった収穫ができるものを選ぶようにしましょう。

●家庭菜園初心者におすすめは通年栽培できる野菜
野菜には、ナスやトマト、キュウリのように春夏の栽培が適しているもの。ジャガイモや大根、ブロッコリーのように秋冬の栽培が適しているものがあります。季節に合った野菜にトライして、旬を楽しむのもよいですが、園芸初心者であれば、時期を考えずに始められる以下の野菜がおすすめです。

《通年栽培できる野菜》
・ベビーリーフ
・スイスチャード(不断草)
・クレソン
・パセリ
・小松菜
・春菊

どれも極端に暑い時期、寒い時期だけ避ければ、いつでも始められる野菜です。栽培の手間もかからず、家庭菜園初心者の方におすすめです。

家庭菜園に必要なものと値段の目安

上記で紹介した野菜であれば、最低限必要な道具だけで作業できます。下記で必要な道具をまとめました。

【1】育てたい野菜の種やポット苗
育てたい野菜の種や苗。葉野菜は、種を何回かに分けて栽培できますので、経済的です。
野菜の種類にもよりますが、1種類あたり100~400円ほどです。

【2】野菜用培養土
野菜栽培に合わせた成分を配合した土です。プランターに、容量分の土を入れるだけで栽培できます。いろいろな種類のものがありますが、10リットルあたり500円前後のもので十分収穫できます。

【3】プランター      
葉野菜を栽培するときのプランターは、浅型仕様の容量10~20リットルタイプがおすすめです。容量が明示されているので、準備する土の量もわかりやすく、ムダになりません。

【4】スコップ・移植ゴテ
土を掘ったりすくったりするときに使います。

【5】ジョウロ
水やりの際の必需品です。

【6】虫・病気対策
葉野菜には虫がつきやすい種類もあるため、防虫ネットを準備しておきましょう。

【3】【6】の園芸用品は、特にこだわらなければ、100円ショップですべてそろいます。値段が安いとはいえ、しっかりした製品のため、手入をすれば繰り返し使え経済的です。

一通り道具をそろえておけば、次回からは買わなくてもよくなるため、費用が抑えられます。1種類だけ育てるのであれば、【1】【6】までそろえても、1500円ほど。複数の野菜を育てたとしても3000円以内を目安に家庭菜園が始められます。
 

まとめ

初心者向けに、簡単にいつからでも始められる野菜を紹介しました。葉野菜ばかりなので「なんだか地味」と思うかもしれません。しかし、自らの手で栽培してたっぷり収穫できれば、サラダや和え物にしたり、メイン料理の付け合わせにしたり、さまざまなメニューにふんだんに使えます。また近所の人に収穫した野菜のおすそ分けをすると喜ばれるでしょう。

まずは、あまりお金をかけずに、野菜を育てる楽しみを感じるところから始めましょう。

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