参道の古い店に注目しよう
参道では和菓子を食べるのも楽しみです。東京、深大寺にて |
中でも古い和菓子屋さんに注目してください。神社仏閣の周辺に和菓子屋さんが多いのは、観光客のためだけでなく、お供えという意味もあります。そのため、古い和菓子屋さんは神社仏閣の歴史とともに歩んできた場合もあり、うまくすると、寺にまつわる面白いエピソードを聞くこともできます。
とりわけ京都にはそういった和菓子屋さんが多いものです。たとえば、笹屋伊織のどら焼きは、普通のどら焼きとは形状がまったく違いますが、これは、江戸時代に東寺のお坊さんから「副食になるお菓子を作ってくれ」という依頼があって作られたもので、現在は、東寺境内で開催される弘法市でも買えます。
また、京都土産として人気が高い満月の阿闍梨餅は、比叡山延暦寺で千日回峯という厳しい修行をするお坊さんがかぶる網笠に見立てた形です。その修行を満了したお坊さんは、阿闍梨という高い位につけるのです。このように、京都の寺と和菓子には、いろいろと深いかかわりがあります。
・京都の和菓子屋さんリスト
ご利益をいただこう
関西で商売をする人に人気の信貴山朝孫子寺。現世利益パワーいっぱいの寺 |
仏様のご利益には、大きく分けて「死後、極楽浄土に行けますように」と、「現世で少しでも幸せになれますように」の二種類があります。仏像によって、またお寺によって、さまざまなご利益がありますので、特別な願い事がある人は、次のサイトなどで探してみましょう。
・東京のお寺と神社をご利益別に検索
・関西(京都、大阪、奈良、滋賀)のご利益別神社仏閣
ご利益の中でも特に人気なのは「縁結び」です。このごろでは、女性向けのかわいらしいお守りや絵馬を授けてくださるお寺も増え、お守りをコレクションする人もいるようです。
・女性向けのご利益があるお寺や神社