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あごの角度1つでも嫌われる。「なんだかイヤな人」「ダメなヤツ」と思われる人がよくやる行動12選

コミュニケーションでは、相手に対する声がけや、言葉のやりとりがしっかりできれば大丈夫と思っていませんか? 無意識的に発している非言語メッセージで、自分の本意に反して、相手から「何だか嫌だなあ」と思われてしまうこともあるのです。言語と非言語の二重拘束(ダブルバインド)の観点から、人から嫌われやすい癖や行動について考えます。

美月 あきこ

執筆者:美月 あきこ

ビジネスマナーガイド

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人から嫌われやすい癖・行動12選。自分自身の癖を見直してみましょう

言葉は、意図的かつ意識的に操作できますが、非言語は意図せず、無意識的にメッセージを伝えてしまいます。では、自分の本意に反して、相手から「なんだかイヤだなあ」と思われてしまっていたら……?

「この人なんだかイヤ……」「デキない人」と相手から嫌われてしまう、無意識のダメ行動について考えます。
 

「髪をやたら触る」「ペン回し」「貧乏ゆすり」は相手の警戒心を煽る

言語的メッセージと非言語メッセージが一致しないと、聞き手は混乱してしまいます。これは、二重拘束(ダブルバインド)と呼ばれるものです。このダブルバインドは、いくら良い人アピールをしていたとしても、「本心では別のことを考えているはず」と全く信用されず、相手の警戒心を高めてしまいます。自らの本意が伝わらなければ、物事はうまく進みません。
 
周囲を見渡すと、髪の毛をやたらと触る、ペン回しをする、貧乏ゆすりをする、着用しているマスクを頻繁に触る……。これらの行動をよく見かけるのではないでしょうか。

これらは癖の一種ですが、会話中にこのような行動を見てしまうと、つい気になってしまい、集中して聞くことができません。行儀も悪いです。

もし、オフィスの座席がフリーアドレスであったなら、このような癖を持った人の隣に進んで座る人はいないはずです。また、上司がこのような癖を持っていれば、部下は上司に対して、「何かに緊張していて落ち着かないのだろうか」と解釈し、不安になるかもしれません。

癖はなかなか直せないし、本人に悪気はないのかもしれませんので、仕方がないと思わざるを得ない部分もありますが、読者の皆さんはご自分にこのような癖が無いか、気にしてみてください。職場でもプライベートでも、常に「見られている」という意識を持ち、ご自分が相手に与える影響について認識しておくことが大切です。
 

「大雑把」「ガサツ」な行動で信頼を失う

以下のような「大雑把」で「雑な人」もいませんか。
  • 名刺や書類を片手で渡して片手で受け取る
  • 足音がやたら大きい
  • ドアの開閉音が大きくガサツ
何かを雑に扱う人には、近くにいる自分も雑に扱われているように感じてしまいます。このような、配慮に欠け、無造作でガサツな人は、例えば取引先への訪問時に、1人では行かせられないと上司に判断され、重要な仕事を任せてもらえないこともあります。気づかないうちにビジネスパーソンとしての成長機会を逃しているのです。
 
このタイプの人は、音楽を聴きながらメールを書いたり、取引先と電話をしながらスマートフォンでゲームをしたりもしがちです。「要領が良いマルチタスク人間」といえないこともありませんが、周囲からは、決して丁寧で上品な印象は持たれません。物事に対して雑でいい加減な取り組み方をする人にしか見えないことから、一緒にいても落ち着かないため、知らず知らずのうちに遠ざけられてしまっていることが多いのです。
 

あごの角度1つにも要注意。「感じが悪い」「横柄」と思われないために

何気ないときに腕を組んだり、脚を組んだりする人がいます。その理由をよくよく聞いてみると、肌寒いから腕組みをする場合もあれば、骨盤の歪みや腰痛などの身体的不調や疾患から足を組む場合もあります。そのため、一概に否定はできないのですが、非言語メッセージとして考える場合、腕組みや脚組みは、緊張・不安を感じたときに無意識に行う防衛姿勢と捉えられます。実際に、このような姿勢によって安心感を得ている人もいます。

しかし、この姿勢は相手に対する拒否反応のサインでもあるため、相手に対して心理的な壁をつくっているように感じられてしまい、話しづらくなります。椅子に浅く座って背もたれに寄りかかる姿勢や、ポケットに片手を入れて話す態度も同様です。偉そうに見下されていると相手が判断すると、たちまち、「感じの悪い人」「横柄な人」となってしまうので注意してください。

また意外と多いのが、面接シーンにおけるあごの位置です。口呼吸している人が多いせいか、あごを上げて話す人が多いです。履歴書や自己紹介で良いことを述べても、あごの角度1つで、面接官にネガティブな印象を与えてしまっていることも少なくありません。
 

コミュニケーションは「言葉」だけに気をつけていても意味がない

対人コミュニケーションでは、相手に対する声がけや、言葉のやりとりがしっかりできれば大丈夫と思っていませんか?
 
言葉を尽くしたつもりでも、相手にちっとも届いておらず、そればかりか無意識のダメ行動により別のメッセージが発せられていることがあるのです。それは非言語メッセージが言語と異なるメッセージを発しているためです。

今回は、言語と非言語の二重拘束(ダブルバインド)の観点から、人から嫌われやすい癖や行動について考えてみました。自分自身の癖を見直す良い機会にしていただけたら幸いです。
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