社会人でも「勉強」を続けるコツ! 継続する3つの方法とは
社会人のための「頑張らない」勉強法を解説
また、これらのことを常に構想してはいるけれどいつも継続が難しく、新しい年になり、「今年こそは!」と抱負を掲げた人もいると思います。
仕事や家事、育児で忙しい社会人が勉強を継続するコツを解説します。
1.社会人の勉強、継続の最大の鍵は「頑張らない」こと
仕事に忙しい社会人の勉強のコツとして伝えたいのは、「頑張らなくてもよい」環境を作り習慣化してしまう、ということです。今、読者の皆さんが目標にしていることは、きっと今まで挫折してきたことなど、今までできなかったから「今年こそは頑張る!」というものが多いのではないかと思います。でも、頑張るって、なかなか大変なこと。特に時間に制約がある社会人や、子育て中の主婦の方など、他にも頑張らなければならないことがあって、思い通りにいかないこともあるでしょう。
実は成功している人の多くは、頑張らなくてもできるように習慣化することを実行しています。最初に学習の環境づくりに時間を割き、その後は頑張らなくてもできるように習慣化することが継続のコツです。
まずは、(1)目標、(2)その目標で獲得(実現)したいこと、(3)いつまで(期限)、の3項目を書き出し、これは定期的に目を通しましょう。
わざわざ見に行かなくても、LINEのKeepメモやReminder機能、紙に書いて貼っておくなど、自然に目にするように仕組みを作っておき、習慣を利用して勉強ができるようになると、目標達成に近づくことができるでしょう。
2.勉強しやすい環境づくり
学習の環境づくりとは、「気軽に勉強が始められる」ように環境を整えることです。参考書の進め途中のページに付箋を貼っておく、ノートは出しっぱなしにしておく、など、そこに座ればすぐに勉強できるようにしておくと勉強開始のハードルが下がります。
「何ページだっけ?」「ノートはどこかな?」と探すなど無駄な労力を極力省き、すぐに勉強が始められるようにしておくことで習慣化しやすくなります。
机の前で勉強しない人は、「ながら勉強」はいかがでしょうか。トイレに覚えるべき単語や表現集を貼っておいたり、教科書を目につく位置に開いて置いておいたり、スマホアプリをホーム画面に置いて、すぐに開けるようにしておくのもいいと思います。
歯ブラシの隣に歯磨き粉を、洗面所にタオルを置いておくのと同じ理屈です。努力しなくともできるようにしておくだけで、勉強は習慣化しやすくなります。
3.習慣化しやすい「学習計画」とは
継続のコツは、習慣化です。歯磨きや顔を洗うのと同じように、日々繰り返していくことで、脳の神経回路(シナプス)が太くなり、それが行動に落とし込まれ、習慣化されるという研究結果は有名です。最初は3日間、次に7日間、次に10日間、と小さな目標を達成していきましょう。脳の習慣化には21日かかるという説や、66日かかるという説がありますが、1カ月続けられれば、次の1カ月も続けていけるようになるでしょう。
行動の負荷が小さければ小さいほど習慣化は容易になるので、まずは大目標を小さく細分化して、例えば短時間にしたり、ページ数を少なくしたりなど、小さな目標を達成することから始めてみてください。
達成できたら自分で自分を褒めてあげましょう。例えばちょっとしたお菓子でもいいですし、カレンダーに済マークを付ける、シールを貼る、など目で見てちょっとうれしくなるご褒美をあげて自分を褒めましょう。
同じ目標の仲間を見つけるのも手
最後に、周りを巻き込むというのも継続のための1つの手法として紹介します。1人だとくじけてしまいがちなことでも仲間がいることで、継続が成功する可能性が高くなります。同じ目標を持つ仲間を見つけるなんて困難、と思いがちですが、例えば上司や同僚をうまく利用してはいかがでしょうか。上司に1on1を定期的にお願いし、その中で「私の目標は〇〇取得です。その報告を定期的にさせてほしい」と相談してみましょう。もし受け入れてもらえない時は、同僚と一緒に目標達成を目指すのもおすすめです。
やり方は簡単。毎週や毎月など定期的に実施日を決め、自身の勉強状況の報告を行うだけです。「今週は週4回、1日20分の勉強ができた」「試験まであと〇日」と発表しましょう。1人ではないという安心感もあって、一緒に励ましあいながら続けていくことができます。「みんチャレ」など、習慣化のためのアプリを利用するのも良い方法です。
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