石を使った癒しの技術「ラストーンセラピー」まずは自宅の前で記念撮影彼女が、現代のストーン・マッサージの原点である「ラストーンセラピー」を考案した、メアリー・ネルソン氏。ゆったりとした所作に、穏やかに笑顔。もう全身から「できるセラピスト」オーラが溢れています。彼女の手によってラストーンセラピーが生まれたのは1993年。オーバーワークで肩を壊して悩んでいた彼女に、ある日スピリチュアルガイドからの「石を使いなさい」というメッセージが届けられたそう。自宅の一角にはワークショップやセラピーを行うための広いスペースが物は試しと、自分の身内に対して石を使ってみたところ、体が温まる、楽になる、リラックスできる、マッサージ効果が長く持続するなど、想像以上の素晴らしい結果が得られたのです。これが手の代わりに石を用いてマッサージしたり、石を敷いたり置いたり、オイルマッサージを行う、現代のストーンマッサージの原点。ガイドのセラピーで使われた石の一部。なんてカラフル最初は温めた黒色の玄武岩と、冷やした白い大理石だけを使ったセラピーでしたが、技術の研さんとともに、冷たくカラフルな大理石、インドの川で採取されるシバリンガムという楕円形の石、中国のフローライト、様々なクリスタルなど様々な石が使われるように。やがてスパブームの広まりとともに、世界中のスパで愛用されるようになりました。主に温めた石には血行促進とリラックス効果がけれど広まったのは彼女のセラピーの、ほんの一部分。世界中のスパやエステで行われているのは、温かい玄武岩だけを使ったマッサージであることがほとんどです。確かにそれも気持ち良いのですが、石のマッサージを受ければ受けるほど、やや物足りない気分に。あくまでガイドの体験ですが、調子に乗って温かい石だけで長い間マッサージし続けると、体に熱がこもり、のぼせて具合が悪くなったなんてこともありました。ガイドのセラピーはワークショップスペースの奥にある個室で。我ながらトドのよう正直、冷たい石を組み合わせて使ったほうが、血行がさらに促され、コリや筋肉の痛みをスッキリさせる効果があるようです。また温度だけでなく、大きさも形も違う石がもたらす様々な肌ざわりからも、他のマッサージでは得られない独特の気持ち良さが。実際ネルソン氏の自宅の周りには、使うことのなくなったいろんな形のマッサージストーンがオブジェのようにいっぱい飾られており、もうこれを見るだけで、この後の施術が一層楽しみになりました!次のページでは、ガイドが実際に受けたネルソン氏のセラピーをレポート。ネルソン氏の施術を予約する方法もしっかり確認してきましたので、どうぞご注目ください!いよいよ夢にまで見た施術です!前のページへ1234次のページへ