心の年齢は自分が決める
老化とお金は関係がないように思うかもしれません。しかし、自分の気持ち・マインドが、資産形成に影響がないとは言い切れません。心を生き生きと若く保つことがお金に向き合うときにも重要となります。 「自分は○○歳だからもうできない」「○○歳なのに恥ずかしい」と、自分で自分の行動に制限を加えてしまう人は少なくありません。実際に、年齢を重ねると新たなことを始めることが面倒になるものです。その傾向は40歳くらいから表れる人もいるでしょう。つまり心の老化は、早ければ40代から出始めることになります。
心が老化してしまうと、自分で判断することが難しくなってしまったり、新たなことに対応しにくくなったりしますので、生きにくく感じることも……。またお金に対しても「足りない」「不安だ」と思ってしまうものです。
心の年齢は、自分で意識すれば若く保つことができるものです。心の若さを保つことができれば、健康にも目が向きますし、お金に対してもポジティブに向き合うことができますよ。
新しい人間関係を作る
心の老化を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか? 昔からの気の置けない仲間と過ごす時間は貴重なものですが、それと並行して、新たに友達を作るのもよいですね。単純に趣味の友達、サークル仲間、ご近所さんなどでもOKです。新しい人と人間関係を作っていくと、自分の知らない感性にふれたり、刺激を受けることができますので、いつまでも若々しくいられます。新たな人間関係では、できるだけ同年代以外の人と交流するのがおすすめです。
自分より年上の仲間からは、老後を迎えるにあたり、今までの経験や今後の暮らし方のヒントを聞いてみましょう。お金の運用に関する成功例や失敗例を教えてもらえることがあります。
若い仲間からは、自分では知り得ないカルチャーにふれることができたり、トレンドについて教えてもらうことができます。
幅広い年齢層の仲間とふれあうことで感性が研ぎ澄まされますので、お金に対する感覚や価値も磨かれることになります。
また、新しい趣味を始めるのもおすすめです。流行りのものを体験すると、今という時代を理解できますので、感性が磨かれますよ。
お金の感覚を老化させないためにできることとは?
心が固まってしまう・老化してしまうと、お金の使い方や運用の仕方についても、「もう年だから」とネガティブな感情に支配されてしまいます。ネガティブな感情からは、プラスの出来事は生まれません。何事にも好奇心を持って物事に向き合っていくと、いつまでも若々しい感覚が得られますし、そうすることで、お金との向き合い方も若々しくポジティブに、そして力強く向き合うことができます。
お金には「生き金」「死に金」という言葉がありますが、自分のためにも使わず、運用もしないなど何もしないで貯めこんでいると、ある意味、それは「死に金」になってしまいます。
お金を死に金にしないためにも、心を老化させないことが大切なのかもしれませんね。
【関連記事をチェック!】
元銀行員は見た!老後破綻・老後貧乏になる人の特徴
お金持ちのカバンは大きい?小さい?