『20歳のソウル』神尾楓珠さんインタビュー！「目標は菅田将暉さん。役になりきれる俳優になりたい」(3ページ目)

2022年、出演映画が3作品も公開！ 演じることの喜びや面白さとは

―神尾さんの俳優としてのキャリアについて伺いたいのですが、『20歳のソウル』以外にも2022年は出演作が3作品も！ 順調にキャリアを重ねていますね。
 
神尾
たまたま出演作が重なっただけです（笑）
 
―期待されている証だと思います！ 演じることの喜びや面白さについて教えてください。
 
神尾
自分の中では、課題がいっぱいあり、毎回、挑戦という気持ちで臨んでいます。目線の配り方や微妙な表情、セリフでの表現もまだまだ足りない。でも出演作を重ねるごとに少しずつ成長していると思うので、そこが演じる喜びにつながっています。
 
―将来はどのような俳優になっていたいですか。また目標としている俳優さんはいますか？
 
神尾
幅広い芝居ができる俳優になりたいです。イケメンの役ならだれが見てもイケメン男性に見えるように演じ、冴えない男の役では思い切りイケていない男に見られたい。役によって自分を100％変えられる俳優になりたいです。
 
お手本にしている俳優は「菅田将暉」さん。菅田さんの主演ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』（日本テレビ）に出演したとき、役によって別人のようになる菅田さんの凄さを目のあたりにして、凄く刺激を受けました。
  ―今後、演じてみたい役はありますか？
 
神尾
僕はアニメや漫画が好きなので、実写化映画に出演したいです。実写化されていない漫画の中では『鬼滅の刃』。実写化される日が来たら、出演したいという願望はあります。
 

『20歳のソウル』は、生きる希望を与えてくれる作品です

―では最後に『20歳のソウル』を楽しみにしている読者にメッセージを。
 
神尾
この映画は、癌と闘いながら精一杯生きた浅野大義くんの物語です。悲しいシーンもありますが、青春をダイレクトに感じるし、生きる希望や前向きな気持ちを感じさせてくれる作品です。僕は大義くんの生き様を通して、みなさんの背中を押すことができれば……と思いながら演じました。ぜひ劇場で観てください。よろしくお願いします！
 

神尾楓珠（かみお・ふうじゅ）のプロフィール

1999年1月21日、東京生まれ。2015年、NTV24時間テレビドラマスペシャル『母さん、俺は大丈夫』で俳優デビュー。映画デビュー作は『兄に愛されすぎて困ってます』（2017）。以降、ドラマ、映画、舞台など出演作は多数。映画初主演は『彼女が好きなものは』（2021）。2022年は『HiGH＆LOW THE WORST』（初秋公開）、主演映画『恋は光』（6月17日公開）、『親密な他人』（黒沢あすか×神尾楓珠Ｗ主演）、『20歳のソウル』の4作品に出演している。また舞台『薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―』（9～11月）の出演が決定している。
 

『20歳のソウル』DATA

『20歳のソウル』：2022年5月27日より全国ロードショー
監督：秋山純
脚本：中井由梨子
出演：神尾楓珠／尾野真千子、福本莉子／佐野晶哉（Aぇ! group／関西ジャニーズJr.）、前田航基、若林時英、佐藤美咲、宮部のぞみ、松大航也／塙宣之（ナイツ）、菅原永二、池田朱那、石崎なつみ／平泉成、石黒賢（友情出演）／高橋克典／佐藤浩市
配給：日活
（C）2022 「20歳のソウル」製作委員会
  【あらすじ】
市立船橋高等学校の吹奏楽部に所属する浅野大義（神尾楓珠）は活発で優しくまっすぐな性格の男子。彼が野球部のために作曲した応援曲「市船soul」は、神応援曲ともいわれ高評価。

高校卒業後は大学に進学。吹奏楽部顧問の高橋先生（佐藤浩市）のように、市船の吹奏楽部の顧問になる夢を描いていました。ところが、ある日、体に異変が……。診察の結果、癌であることがわかるのです。

取材・撮影・文：斎藤 香
スタイリスト：杉本学子（WHITNEY）／Noriko Sugimoto（WHITNEY）
ヘアメイク：菅井彩佳／Ayaka Sugai
衣装クレジット：シャツ、パンツともにCITY（STUDIOUS カスタマーサポート）