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ルーターの正しい捨て方、処分方法は? 有線/無線ルーター、ハブ、タブレットなどの廃棄方法

LANで利用するルーターなどは、世代交代が激しく、新しい機器の購入で古い機種を廃棄することもあるでしょう。本記事では、機器の正しい捨て方・処分方法を分かりやすく解説します。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

ルーターの買い替えで古いものを処分する場合、捨て方に困ったことはありませんか? 本記事では、ルーターの正しい捨て方、処分方法を分かりやすく解説します。なお、記事ではルーターを例に取っていますが、通信関連の有線ルーター、無線ルーター、ハブ、iPadなどのタブレット端末、Wi-Fiで利用するスマホなども同じ扱いになります。
ルーターの正しい捨て方、処分方法は?

ルーターの正しい捨て方、処分方法は?(画像出典:いらすとや)

<目次>
ルーターを捨てる前に
ルーターの正しい捨て方1:ゴミとして自治体に回収してもらう
ルーターの正しい捨て方2:民間業者に依頼する方法
ルーターの正しい捨て方3:オークションやフリマで売る
 

ルーターを捨てる前に

ルーターを捨てる前に、注意したい点が2つあります。

まずは、ルーターの初期化です。普段使っているルーターには、パスワードを含む接続設定の情報が記録されています。これらの情報を外部に漏らさないために、捨てる前にルーターの初期化をしておく必要があります。

初期化方法は機種によって異なりますが、多くは電源が入っている状態で「Reset」などと印刷されている小さな穴にクリップを伸ばした針金を差し込み、数秒そのままの状態を保持することでリセットされます。
捨てる前にルーターの初期化をしよう

捨てる前にルーターの初期化をしよう。Reset中はLEDに注目

廃棄するルーターがレンタル品かどうかを確認することも重要です。レンタル品は、貸出元に返却するのが基本です。捨ててしまった場合、料金を請求されても致し方ありません。

レンタル品かどうかは、回線の契約書などを参照しましょう。よく分からない場合は、加入しているプロバイダに問い合わせるのも1つの方法です。また、LANケーブルやルーターの設置台、取扱説明書などの付属品も返却する必要がありますので、捨てないように注意しましょう。
 

ルーターの正しい捨て方1:ゴミとして自治体に回収してもらう

まず、捨てたいルーターを自治体に回収してもらうことを考えましょう。環境省は平成25年4月1日から、有線通信機器や無線通信機器を小型家電リサイクル法の対象品目に指定しています。

具体的にどのように回収するかは、お住まいの地域によって異なるため、環境省の「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」を参照してください。使わなくなった小型家電を、どこでどのようにリサイクル回収できるかを簡単に検索できます。
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環境省 小型家電リサイクル回収ポータルサイト

「ピックアップ回収」は、一般の家庭ごみの分別区分で回収し、回収後に小型家電を選別してリサイクルする方法となります。「ボックス回収」は、自治体が設置したリサイクル回収ボックスに自分で持っていく方法です。どちらも、回収日が決められている場合が多いので事前に確認してください。
 

ルーターの正しい捨て方2:民間業者に依頼する方法

家電店で新たにルーターを購入する際に、古いルーターを引き取ってくれる場合もあります。ただ、どのお店でも引き取ってくれるわけではないので、購入の際に確認しましょう。

小型家電リサイクルを行っている店舗(例:ヨドバシ電気)もあります。機器により有料/無料か異なりますので、よく確認してから依頼してください。
小型家電リサイクルサービス

小型家電リサイクルの利用

ハードオフコーポレーションなどのリサイクルショップに引き取ってもらう方法もあります。ただしリサイクルショップは、当然の事ながら売れるものしか引き取ってくれませんので、比較的新しい機種を処分するときに利用しましょう。古いものはジャンクとして、ただ同然で引き取ってくれればラッキーと思ってよいでしょう。

これらの他に、不用品の回収業者を利用する方法もあります。インターネットで「(地域名) 不用品回収」をキーワードに検索すると多数ヒットするでしょう。不用品回収業者は日時を指定して処分できるので、処分する予定を決めやすいメリットがあります。

また、出張回収や宅配を利用した回収方法に対応してくれる業者もあります。さらに、ルータ-に限らず、不要になったものも一緒に回収してくれることもあります。いろいろ調べてみるとよいでしょう。

中には「無料だと思ったら、なにかと理由を付けて有料になった」「当初は安い値段で引き取ると言ったので来てもらったが、実際には高額な請求を受けた」といったトラブルもあります。念には念を入れて交渉しましょう。
 

ルーターの正しい捨て方3:オークションやフリマで売る

ルーターがまだ使える状態なら、オークションやフリマで売るのも1つの方法です。ただ、故障していると大きなトラブルになりますので、自分で作動をしっかり確認できる場合に限ります。

また、元箱や付属品、取扱説明書一式がそろっている方が、売れやすい傾向にあります。「無線LANのアンテナが1本欠損」などは、商品の説明欄に表記したとしても、出品しない方がよいでしょう。
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また、ルーターが古い機種の場合、誰も入札しなかったり、ほとんど値がつかないことも多々あります。送料込みで出品すると、場合によっては落札価格より送料の方が高くついてしまうこともありますので注意しましょう。


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