りんごの旬っていつ?
りんごは地域ごとに様々な品種が作られており、それぞれに旬があります。地域ごとの品種と時期を知っておけば、旬のりんごをいつでも手に入れることができます。全部覚えることは大変なので、売り場の説明やポップなどを参考にするといいでしょう。
■主要産地と主要な栽培品種
- 青森: 陸奥(中生)・世界一(中生)・つがる(早生)・北斗(中生)
- 秋田: 千秋(中生)
- 福島: 王林(晩生)
- 群馬: 陽光(中生)・新世界
- 長野: シナノゴールド・アルプス乙女(中生)
※時期は多少前後しますが、9月~10月熟すものを早生品種、10月~11月熟すものを中生品種、11月以降に熟すものを晩生品種としています
また、地域に関係なく全国的に紅玉(早生)、ジョナゴールド(中生)、ふじ(晩生)が栽培されています。
りんごの種類
ここで紹介するりんごは、比較的どこででも手に入れやすいもので、ほんの一部になります。あなたのお気に入りのりんごを見つけてください。
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誰にも好かれるりんごの代表「ふじ」 |
ふじ:ふじ・サンふじとあわせて、国内トップクラスの生産量を誇るりんごです。甘みが強く、ほのかな酸味があり、シャリシャリとした歯ごたえのあるりんごです。貯蔵性がよく、年末までに収穫されたものが5月くらいまで出回ります。
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甘い蜜が他にはない魅力の「サンふじ」 |
サンふじ:ふじと同じ品種のりんごですが、ふじとは栽培するときの方法が違います。りんごの実に袋をかけずに太陽の光を浴びさせて育てたのがサンふじ、袋をかけて皮の変色を抑えたのがふじになします。ふじと比べて、日光に当たった分、皮の模様がまだらになっていますが、芯の付近に甘い蜜がたっぷりと詰まっています。11月中旬頃から出回っています。
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大型で紅色に縞模様のある皮を持つ「世界一」 |
世界一:世界一の名にふさわしく、大きいものだと1kg近くにもなる、大型のりんご。なめらかな肉質と、白くて上品な果肉を持ち、やさしい甘みです。青森で作られており、10月中旬から出回ります。
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皮の色が独特なので見分けがつきやすい「むつ」 |
むつ:長方形に近い丸い形のりんごで、大きめの果実を持ちます。本来は皮が黄色く染まる品種なのですが、袋をかけて栽培しているので、果皮がピンクに近い赤です。ほどよい甘みと酸味があり、肉質が固くて、シャリシャリ感を楽しめます。青森で作られており、10月下旬~11月上旬に収穫が始まります。貯蔵もされているので、春先まで楽しめます。
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黄色くても甘みが抜群のりんご「王林」 |
王林:福島生まれのりんごで、代表的な黄色りんごです。果実の形は卵型で、中形の大きさです。甘みが強く、酸味はほとんどないりんごで、肉質が緻密で詰まっており、シャリシャリ感が抜群です。福島や青森などで栽培されており、10月下旬から出回っています。青森産は日持ちもよいので、春先まで出回っています。
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皮は黄色の地に紅色に着色するタイプのりんご「ジョナゴールド」 |
ジョナゴールド:アメリカ生まれのりんごで、甘みと酸味のバランスがよく、お菓子作りにも向くりんごです。持ちがあまりよくないので、早めに食べることをおすすめするりんごです。
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濃い紅色の皮で世界中で愛されているりんご「紅玉」 |
紅玉:小ぶりで紅色の果皮を持つりんごで、シャキッとした肉質と、強い酸味が他にはない味わいです。この酸味を活かして、アップルパイやジャムなどのお菓子作りにも向いています。9~10月から出回るのですが、日持ちはしないので、長期保存には向きません。