1~10の連番を入力する:マウスによる方法とSEQUENCE関数による方法
大きい連番も一瞬で入力できるSEQUENCE関数の使い方
▼1. 連続するセルに「1」「2」と入力し、入力したセルを選択したら、選択範囲の右下にマウスポインタを合わせて十字型にします。 ▼2. そのままデータを入力したいセルまでマウスをドラッグします。 ▼3. マウスボタンを離すと連続データが入力されます。 では次に、まったく同じことをSEQUENCE(シーケンス)関数を使ってやってみましょう。
▼1. セルに =SEQUENCE(10) と入力して[Enter]キーを押します。
▼2. 1から10までの連番が一瞬で入力されます。 このように、SEQUENCE関数を使うと、マウスを使わなくても一瞬で連続データを入力することができます。
これは、1~1000のような大量の連番を入力するとき便利です。マウスだと、1000になるまでずーっとドラッグし続けなければなりませんが、SEQUENCE関数なら =SEQUENCE(1000) と入力するだけでよいからです。実際にやってみますね。
▼1. =SEQUENCE(1000) と入力して[Enter]キーを押します。 ▼2. 一瞬で連番が入力されました。本当に1000番まで入力されているか、スクロールして確認してみましょう。 ▼3. ほら、「1000」まで入力されていますね。 なお、SEQUENCE関数で入力された連番を削除するときは、SEQUENCE関数を入力したセルの式を削除する必要があります。それ以外の連番を削除しても削除できません。
逆に、連番が自動入力されているセルに文字や数字を入力すると、エラーが発生してすべての連番が消えてしまいます。
▼このセルで[Delete]キーを押して連番を削除しても削除できません。削除するには、SEQUENCE関数を入力したセルの式を削除する必要があります。 ▼このセルに数字を入力してみます。 ▼エラーが発生して、連番全体が消えてしまいます。
SEQUENCE関数でいろいろな連番を入力しよう
SEQUENCE関数を使って「1」から始まる連番を入力しましたが、開始する番号を変えることもできます。たとえば、11~20の連番を入力するなら、次のように入力します。=SEQUENCE(10,1,11)
▼1. =SEQUENCE(10,1,11) と入力して[Enter]キーを押します。 ▼2. 11~20の連番が入力されました。 数字の増分を指定することもできます。たとえば、11からスタートして、2ずつ増えて、29までの連番を入力するなら、次のようになります。
=SEQUENCE(10,1,11,2)
▼1. =SEQUENCE(10,1,11,2) と入力して[Enter]キーを押します。 ▼2. 11~29まで2ずつ増える連番が入力されました。 ここまでは縦方向に連番を入力しましたが、横方向に入力することもできます。たとえば、次のように入力すると、横方向に1~10の連番を入力できます。
=SEQUENCE(1,10)
▼1. =SEQUENCE(1,10) と入力して[Enter]キーを押します。 ▼2. 横方向に1~10の連番が入力されました。 SEQUENCE関数を使うと、矩形の範囲に連番を入力することもできます。たとえば、5行×5列の範囲に1~25の連番を入力するなら、式は次のようになります。
=SEQUENCE(5,5,1,1)
▼1. =SEQUENCE(5,5,1,1) と入力して[Enter]キーを押します。 ▼2. 5行×5列の範囲に1~25までの連番が入力されました。 最後にSEQUENCE関数の書式を記しておきます。
このうち、列数、開始値、増分量は省略できます。省略した場合は、すべて「1」として処理されます。SEQUENCE(行数, [列数], [開始値], [増分量])
なお、列数に関しては、あまり大きい数値を入力するとエラーになることがあるようなので注意してください。
以上、SEQUENCE関数を使って大きい連番を入力する方法を紹介しました。基本はマウスを使う方法だと思いますが、「マウス使うの面倒だなぁ」と思ったら、ぜひ試してみてください。
「Google スプレッドシートの使い方」の人気&おすすめ記事
- Googleスプレッドシートとは? Excelとの違いや初心者でも分かる使い方
- Googleスプレッドシートのショートカット20選!便利な一覧表付き
- Googleスプレッドシート公式テンプレート18本の特徴を解説
- 早く知りたかった! Googleスプレッドシートの地味にすごい裏技5選
- 超便利スプレッドシートのアドオンとは? 使い方や注意点、おすすめアドオンも紹介
- Googleスプレッドシートでの関数の使い方と主な関数
- スプレッドシートで別シートを参照・集計する方法! IMPORTRANGE関数で簡単にファイル間のデータを参照できる
- Googleスプレッドシートのフィルタ機能の使い方
- Googleスプレッドシートでカレンダーから日付を入力する方法
- Google スプレッドシートで日付の表示形式を設定する方法
- Googleスプレッドシートで条件付き書式を使用する方法
- Googleスプレッドシートの日付入力に役立つ4つの基本ワザ
- Googleスプレッドシートでプルダウンリストを作る
- Googleスプレッドシートで行や列を固定する方法
- AIも使える? Googleスプレッドシートでグラフを作る
- Googleスプレッドシートで2軸グラフを作成する方法
- Googleスプレッドシートのファイルを共有する方法
- GoogleスプレッドシートのグラフをWebで公開する方法
- Googleスプレッドシートで足し算・引き算・掛け算・割り算をする方法
- Googleスプレッドシートでチェックボックスを追加する方法
- Googleスプレッドシートで検索・置換する方法
- Googleスプレッドシートで数字や日付、曜日の連続データを入力する
- Googleスプレッドシートで行・列の幅をカンタンに調整する方法
- Googleスプレッドシートのフィルタ表示で共有相手に迷惑をかけない方法
- ExcelをGoogleスプレッドシートに変換する方法
- Googleスプレッドシートでプルダウンリストを作る方法! Excelで活用するやり方も
- チャットみたいに使おう! スプレッドシート「コメント機能」の使い方