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Windows 10でファイル共有をする方法! 他のパソコンとデータを共有

Windows 10でファイル共有をするための設定方法を解説します。手順が少々多いですが順番に設定すればきっと成功すると思います。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

Windows 10のPC間でファイル共有をしたいと思ったことはないでしょうか。ここでは、Aコンピュータの「kyouyuu01」フォルダに入れたファイルをBコンピュータからパスワードなしで、誰でもアクセスできるようにします。

なお、手順は本記事で述べる順番通りに設定を進めてください。順番が異なるとうまく行かないことがあります。既存のフォルダも共有できますが、もしできない時は本記事のように新規に作成してみてください。

【目次】
Windows 10のネットワークを設定する
共有フォルダの作成
作成したフォルダに共有の設定を行う
AコンピュータのIPアドレスを調査する
Bコンピュータからアクセスする
ショートカットの作成
 

Windows 10のネットワークを設定する

まずはファイル(フォルダ)を共有するために、Windowsの設定を確認します。説明は図版のキャプションを参照してください。対象のコンピュータはAコンピュータですが、設定を終えたらBコンピュータも同様に設定してください。
設定

▲「スタートボタン」→「設定」を選択

設定

▲「ネットワークとインターネット」を選択

設定

▲「ネットワークの状態」が図のように「プライベートネットワーク」になっているか確認。「パブリックネットワーク」になっている場合は、左下の「プロパティ」ボタンを押して変更する

「ネットワークと共有センター」を選択

▲「ネットワークと共有センター」を選択

左ペインから「共有の詳細設定の変更」を選択

▲左ペインから「共有の詳細設定の変更」を選択

図のように「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」が有効になっているかを確認

▲図のように「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」が有効になっているかを確認

「すべてのネットワーク」をvボタンで展開し「128ビット暗号化~」と「パスワード保護共有を無効にする」が有効になっているかを確認

▲「すべてのネットワーク」をvボタンで展開し「128ビット暗号化~」と「パスワード保護共有を無効にする」が有効になっているかを確認

これでWindows 10の設定は終了です。設定を変更した場合は、「変更の保存」ボタンを忘れずに押して終了してください。
 

共有フォルダの作成

Aコンピュータのデスクトップに、共有したいファイルを入れるフォルダを作成します。作成したフォルダには共有したいファイルをコピーしておいてください。
デスクトップを右クリックして「新規作成」→「フォルダ」を選択

▲デスクトップを右クリックして「新規作成」→「フォルダ」を選択

「新しいフォルダ」と反転文字で表示されるので、覚えやすい名前を入力する

▲「新しいフォルダ」と反転文字で表示されるので、覚えやすい名前を入力する

ここでは、「kyouyuu01」とした。名前に漢字(2byte文字)を使うこともできるが、半角英数字(1byte文字)の方が、トラブルが少ない

▲ここでは、「kyouyuu01」とした。名前に漢字(2byte文字)を使うこともできるが、半角英数字(1byte文字)のほうがトラブルが少ない  

作成したフォルダに共有の設定を行う

作成したフォルダが誰でも共有できるように設定をします。
kyouyuu01フォルダを右クリックし「アクセスを許可する」→「特定のユーザー」を選択

▲kyouyuu01フォルダを右クリックし「アクセスを許可する」→「特定のユーザー」を選択

空欄の右にある[V]ボタンを押して「Everyone」を選択

▲空欄の右にある[V]ボタンを押して「Everyone」を選択

「追加」ボタンを押す

▲「追加」ボタンを押す

「共有」ボタンを押す。なお、上図の「読み取り▼」を「読み取り/書き込み」に変更することもできる

▲「共有」ボタンを押す。なお、上図の「読み取り▼」を「読み取り/書き込み」に変更することもできる

「終了」ボタンを押す

▲「終了」ボタンを押す  

以上で共有フォルダの設定は終了です。
 

AコンピュータのIPアドレスを調査する

後述のBコンピュータからアクセスしたとき、Aコンピュータのコンピュータ名が表示されればよいのですが、Windowsアップデートの関係で現状なかなか表示されないのが現状です。

そこで、BコンピュータからAコンピュータのIPアドレスでアクセスできるようにします。そのために、AコンピュータのIPアドレスを以下のようにして調査します。
「スタート」ボタン→「Windowsシステムツール」→「コマンドプロンプト」を選択し「ipconfig」と入力する。ここで、「IPv4」アドレスに表示されるIPアドレスをメモしておく。ここでは、図のように「192.168.11.32」となる

▲「スタート」ボタン→「Windowsシステムツール」→「コマンドプロンプト」を選択し「ipconfig」と入力する。ここで、「IPv4」アドレスに表示されるIPアドレスをメモしておく。ここでは、図のように「192.168.11.32」となっている。

Bコンピュータからアクセスする

いよいよAコンピュータに作成した共有フォルダ(kyouyuu01)にBコンピュータからアクセスしてみます。
Bコンピュータのスタートボタンを右クリックし「エクスプローラ」を選択

▲Bコンピュータのスタートボタンを右クリックし「エクスプローラ」を選択

左ペインから「ネットワーク」を選択

▲左ペインから「ネットワーク」を選択

ここで、Aコンピュータのコンピュータ名が表示されれば、それを選択

▲ここでAコンピュータのコンピュータ名が表示されれば、それを選択

「Users」を選択

▲「Users」を選択

ユーザ名を選択。本例の場合は、「satos」となっている

▲ユーザ名を選択。本例の場合は、「satos」となっている

デスクトップにフォルダ「kyouyuu01」を作成したので、「Desktop」を選択

▲デスクトップにフォルダ「kyouyuu01」を作成したので、「Desktop」を選択

先に作成した「kyouyuu01」を選択

▲先に作成した「kyouyuu01」を選択

これで、以下のように「kyouyuu01」にコピーしておいたファイルにアクセスできます。ここでは、「wdrv-1052」フォルダとwdrv-1052.exeを事前にコピーしてあります。
これでファイル共有ができた

▲これでファイル共有ができた 

ショートカットの作成

以後、アクセスするたびにIPアドレスを入力するのは大変なので、Bコンピュータのデスクトップにショートカットを作成しておきます。
Bコンピュータの図のフォルダをBコンピュータのデスクトップにドラッグする

▲Bコンピュータの図のフォルダをBコンピュータのデスクトップにドラッグする

これで、BコンピュータのデスクトップにAコンピュータkyouyuu01フォルダのショートカットが作成さます。以後は、このショートカットでアクセスしてください。
BコンピュータのデスクトップにAコンピュータのkyouyuu01フォルダのショートカットが作成される

▲BコンピュータのデスクトップにAコンピュータのkyouyuu01フォルダのショートカットが作成される

ただし、このショートカットは、AコンピュータのIPアドレスが変わってしまうとアクセスできません。しばしばアクセスできなくなる場合は、ルータの設定でAコンピュータのIPアドレスが固定されるようにしてください。ルータのDHCP関連の箇所に設定項目があります。


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