Googleスプレッドシートのアドオンとは?
Googleスプレッドシートには、表計算ソフトとしてたくさんの機能が用意されています。ただし、その使い方は人によってさまざまです。このため、人によっては"足りない機能"が出てきます。それを補うのが「アドオン」です。今回はこのアドオンについて、使い方や注意点、初めの方にも役立つアドオンを3本ご紹介します。
【目次】
・アドオンの使い方
・アドオンを利用するときの注意点
・アドオンのインストール/アンインストール
・初めての人はお試しあれ、"便利&ビックリ"おすすめアドオン3本
アドオンの使い方
利用できるアドオンは、[アドオン]メニューの[アドオンを取得]を選択すると表示されます。なお、表示される画面はちょっと小さいので、右上の[起動]ボタンをクリックして、ページ全体に表示すると見やすいです。▼[アドオン]の[アドオンを取得]を選択します。 ▼右上の[起動]をクリックします。 ▼アドオンの一覧がページ全体に表示されます。 このページは、「Google Workspace Marketplace」といって、Googleも含めてさまざまな企業・個人がアドオン用のアプリを公開している場所です。
左側には「ランキング」や「カテゴリ」などのメニューがあります。「ランキング」では人気のアプリや評価の高いアプリを確認できます。「カテゴリ」では、「ビジネスツール」の「会計・財務」、「教育」の「教育、管理ツール」のように、カテゴリーごとにアプリを探すことができます。
また、ページ上には検索ボックスがあり、キーワードでアプリを検索することもできます。
アドオンを利用するときの注意点
アドオンのアプリには、注意すべきポイントがあります。それは、ほとんどが英語圏で作成されている
ということです。アドオンの説明もほとんど英語ですし、アドオンのメニューも英語です。また、アドオンを検索するときも、キーワードを英語にしないとほとんどヒットしません。
これは、アドオンを開発しているのが、ほとんど英語圏の企業・個人だからです。残念ながら、日本の企業・個人が開発したアドオンはかなり少数派です。
したがって、「日本語じゃないと使えないよ!」という方にとっては、アドオンは敷居が高いでしょう。今後、日本語で利用できるアドオンが増えることを期待したいところです。もちろん「英語で問題ないよ」という皆さんにとっては、便利なアドオンが揃っているので、バリバリ活用できると思います。
もう1つ注意したいのは、
有料のアドオンもある
ということです。有料版の場合は、使用期間や機能が制限されている場合が多いようです。正式に利用するには、購入手続きが必要になるので注意してください。
アドオンのインストール/アンインストール
アドオンを利用するには、インストールしなければなりません。また、不要になったアドオンはアンインストールします。ここでは、アドオンのインストール/アンインストール方法を説明します。▼Googleスプレッドシートを起動したら、最初に紹介したアドオンの一覧ページを表示します。 ▼カテゴリーから検索したり、キーワードで検索したりしてアドオンを探したら、利用したいアドオンをクリックします。 ▼アドオンの詳細ページを表示したら、[インストール]をクリックします。 ▼[続行]をクリックします。 ▼自分のGoogleアカウントを選択します(Googleアカウントが1つだけの場合は、この画面は表示されないと思います)。 ▼[許可]をクリックします。 ▼[完了]をクリックします。 ▼Googleスプレッドシートのページに戻ったら、ページ全体を再読込してください。これで、[アドオン]のメニューにアドオンが追加されて、利用できるようになります。 次はアドオンのアンインストール方法を説明します。インストールしたけれど使いにくいアドオン、無料だと思ったら購入が必要だったアドオンなどは、どんどんアンインストールして問題ありません。
▼[アドオン]の[アドオンを管理]を選択します。 ▼インストールされているアドオンが一覧表示されたら、アンインストールしたいアドオンをクリックします。 ▼[アンインストール]をクリックします。 ▼確認のメッセージが表示されたら[アプリをアンインストール]をクリックします。 アンインストールの方法は以上です。アンインストールすると、アドオンのメニューからも消えます。不要なアドオンが増えてきたら、この方法でアンインストールしてください。
初めての人はお試しあれ、"便利&ビックリ"おすすめアドオン3本
今回、Googleスプレッドシートのアドオンを紹介するために、いろいろなアドオンをインストールして試してみました。その結果、確認できたのは「アドオンは専門的な機能が多い」ということです。逆に言うと、誰にでもおすすめできるアドオンを選ぶのは、なかなか大変だと分かりました。
そこでここでは、初めてアドオンを利用する人も活用できて、「アドオンとはどのようなものか」を実感できそうな3本を選んでみました。説明やメニューは英語ですが、どれも使い方は簡単です。興味を持ったら、ぜひ試してみてください。
1. Insert icons for Sheets
さまざまなアイコンを挿入できるアドオンです。[アドオン]-[Insert icons for Sheets]-[Open sidebar to select icons]を選択すると、右側にアイコンの一覧が表示され、クリックするだけでアイコンを挿入できます。アイコンをキーワードで検索したり、色を変更したりすることも可能です。 2. Icons for Slides & Docs
これも1つ前のアドオンと同じように、さまざまなアイコンを挿入できるアドオンです。GoogleやFacebookのアイコンも用意されているので、使い道は広いと思います。
[アドオン]-[Icons for Slides & Docs]-[Start]を選択すると、アイコンのパネルが表示されます。クリックするとアイコンが大きく表示されるので、[Insert]ボタンをクリックして挿入してください。挿入時にサイズを設定することもできます。
なお、筆者の環境では、[Insert]ボタンをクリックしても、なぜかアイコンが表示されませんでした。ページを再読込すると表示されたので、うまく挿入できないときは、挿入したあと[F5]キーを押すなどしてページを再読込してみてください。 3. Pixel Art for Google Sheets
画像ファイルから「ピクセルアート」を作るアドオンです。「ピクセルアート」とは、スプレッドシートの1つのセルをドット(点)に見立てて作成された絵のことです。実用性はほとんどないのですが、「アドオンでこんなこともできるんだ!」と感じていただけると思います。アドオンのことは内緒にして、友人・知人に「これ、自分で作ったんだ!」と言ったら、ビックリすると思いますよ。 いかがだったでしょうか。アドインをうまく活用すれば、Googleスプレッドシートの可能性が大きく広がることが分かったと思います。ただし、英語圏のアドインがほとんどのため、使いこなすには、少しハードルがあるのも確かですね。
とはいえ、あなたがいまやっている仕事や作業にジャストフィットするアドインを見つけることができたら、大いに役立つのは間違いありません。ぜひ、いろいろと探してみて、あなただけのお気に入りのアドインを見つけてみてください。
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