管理栄養士、荒牧麻子先生の講演レポート　ごはんで健康ダイエット！(2ページ目)

次にダイエットの目標についてのお話。
私は男のせいか、体脂肪より体重を指標にするのが好きす。しかし荒牧先生はさすがは女性ならではの繊細さで、プライバシーにも配慮して体重の目標は設定しないとのことでした。

それでは代わりに何を目標にするのか？
それは「体脂肪率」と「BMI」。

具体的には体脂肪の目標値については、女性の場合20以上25以下、男性の場合15以上20以下にする。
BMIについては男女共に18.5以上25未満を目標とするとよいとのことです。（BMIについては「Close Up!目標は美人の体重？長寿の体重？」を参照）

次に具体的なダイエット法として標準体重を基準にした栄養量の算出法の紹介がありました。それは自分の標準体重（BMI＝22）を基に、以下の法則で栄養を算出しこの範囲で食事をとればやせるというものです。

【やせるための栄養所要量の算出法】
エネルギー（kcal）　 標準体重×30
たんぱく質（g）　　　標準体重×1.1
カルシウム（g）　　　標準体重×10

つまり、標準体重が50kgの人は1日あたり50×30＝1500（kcal）の食事にするとやせるということです。
（標準体重の出し方については「Close Up!目標は美人の体重？長寿の体重？」を参照）

さらに、具体的な食品としては「ごはん」がダイエットに良いということが強調されました。理由としては…
○パンに比べ満足感、満腹感があり腹持ちがよくダイエットの大敵、間食を減らすことができる。
○ごはんなら薄味の料理や油を使わない料理とも合わせて美味しく食べることができるので、脂質の摂り過ぎを防ぐことができる。
○ごはん一杯（150g：252kcal）で様々な栄養素を摂取できるので、美容のみならず健康のためにもよい。

次ページへつづく…