ブーツを突っ張り棒で吊るす収納
丈の長いロングブーツを玄関に出しておくと、倒れたり通行の邪魔になったり、置き場所に困るのが冬場ならではの悩みです。棚一段分をロングブーツの指定席にしてもいいのですが、パンプスなど高さのない低い靴を同じ段に並べると、スペースが余って無駄になってしまいます。結束バンドを使い、無印良品のクリップを突っ張り棒に固定。ブーツを棚から浮かせて、3足ずつ前後2列に収納
夏と冬で、靴の季節替え収納を
年間を通してすべての靴を下駄箱にしまえるとよいのですが、そもそも靴の数が多かったり家族がいたりすると、収納しきれなくなるものです。そのため、衣類と同じように季節に合わせて靴の置き場所を変えて対応することが必要になります。左が夏の下駄箱の中、右は冬バージョン。一段における靴の数を増やすにはシューズホルダーがおすすめ
無印良品のソフトボックスにシリカゲルを入れて除湿。夏の靴は軽いため、天袋のような高い場所にしまってもOK
オフシーズンの靴はクローゼットの引き出しに収納
「家族がいるので、私が使える靴収納スペースは15足分」と言う、整理収納サロン in my rhythmを主宰する尾山敬子さん。下駄箱にはオンシーズン、クローゼットにはオフシーズンの靴を収納して、季節で入れ替えるとのことです。引き出し一段にオフシーズンの靴を一足収納。無印良品の引出しの内寸は、幅22cm×奥行き33.5cm×高さ14cm。尾山さんによると「24.5cmサイズのハーフブーツでも横に倒せば収まる」。
左が夏の下駄箱、右は冬バージョン。数が決まっているから、棚板の位置を変えなくても大丈夫、収納グッズも不要
市販のブーツラックを活用
ブーツの出番が多いと、下駄箱からの出し入れが面倒で出しっ放しになりがち。また一日履いたブーツを、湿気と臭い除去のために翌日まで出しておける待機場所も必要。その際は、倒れないようにブーツクリップやキーパーで自立させて、型くずれを防ぎます。もしも玄関スペースに余裕があるなら、腰かけにもなる市販のブーツスタンドを利用するのも一案です。山崎実業のベンチブーツラックライン 幅440×奥行190×高さ500mm。腰かけ部分にはショートブーツを置いてもいい。玄関のコンソールテーブル下を活用
整理収納アドバイザー190人のアンケート結果によると、靴の所有点数は一人当たり平均約14足でした。あなたは何足持っていますか。そもそも下駄箱の容量よりも数が多い場合は、クローゼットや納戸、物入れなどに収納場所を設けて補いましょう。
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