早期教育しないと才能は開花しない?

昨今、多くの子どもが、何らかの習い事に通っている昨今、早期教育への注目も高まっています。 早期教育で本当に才能は開花していくのでしょうか

スポーツ界や音楽界、将棋の世界でも活躍している天才と呼ばれる人たちの親の子育て論を聞くと、多くは幼児期からその特化した分野に触れていることが多いのも事実

多くの子どもが、何らかの習い事に通っている昨今、早期教育への注目も高まっています。また世の中では、天才といわれるような若い世代の人たちの活躍が目立ちます。そのような中「わが子も、早期教育をして才能を開花させたい!」と思う親御さんも多いのではないでしょうか。

英語脳は3歳までが勝負、絶対音感は早いうちから、といわれていたり、またスポーツ界や音楽界、将棋の世界でも、活躍している天才と呼ばれる人たちの親の子育て法を聞くと、多くは幼児期からその特化した分野に触れていることが多いのも事実です。
 
やはり、才能に秀出た人物に育てるには、人生の早い段階で、何らかの教育はされていたようです。ですが、世間を見渡すと、早くから多くの習い事をしていた子どもが、全て才能開花しているわけではありません。

いったい、どのような早期教育が子どもにとって本当によいのでしょうか。そして早期教育で天才といわれるように育つのでしょうか。
 

天才とは諦めず努力した結果の賜物

極めて優れた才能を発揮する天才といわれる人たちは、生まれ持った才能がもともと優れていたとも考えられます。ですが「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」というエジソンの有名な言葉があるように、努力がとても重要であることがいえるでしょう。
 
歴史上の人物から現在活躍している天才といわれる人たちは、全て共通点があります。それは、興味あることに取り組み始めると、時間を立つのも忘れ没頭するということです。

もともと人は、多くの能力や可能性を秘めて生まれてきます。天才とは、努力に努力を重ね、その秘められた能力を発揮していくとも考えられます。いくら能力があっても、すぐに投げ出したり、諦めたりすれば、目標には辿り着けません。何度も繰り返し練習し鍛錬し、取り組みを深めていく力がなければ才能を伸ばすことは難しいでしょう。情熱を持って集中する力挫折しても諦めず、目標に向かって全力で尽くす力、むしろ天才とはそれらの力が優れていたともいえるのではないでしょうか。
 
では、親がどのように関われば、子どもはそれらの力を身につけていくことができるのでしょうか。親サポートのポイントを7つにまとめお伝えします。
 

子どもの才能を開花させる親の関わり

「きっと失敗するだとう」ことが分かっていても「ほう~ら、みなさい、だからダメだって言ったでしょう」などとは言わず「次はきっとうまくいく!」と励ましましょう

「難しそうね、あなたには、できないかもしれないわよ」などネガティブな言葉は使わず「やりがいがありそうね」など、できるだけポジテイブな言葉に置き換えて話しましょう

■サポート1、努力した過程を褒める
結果を褒めるのではなく、努力した過程を認めて褒めましょう。
結果のみに焦点をあてて褒めると、結果の評価が悪ければ意欲を失くしたり、評価が下がることを恐れて物事に消極的になります。努力した過程を褒められると、次への意欲へも繋がり、更に努力をしようとするでしょう。

■サポート2、失敗したときは励ます
何かに挑戦する時、必ず失敗はつきものです。親からすれば「きっと失敗するだとう」と分かっていても「ほ~ら、みなさい、だからダメだって言ったでしょう」などとは決して言わないでください。失敗して最もガッカリしているのは、本人です。そこで失敗を責められると、次への挑戦ができなくなります。失敗した時こそ、「誰でも、失敗はあるよ。次はきっとうまくいくわよ!」と励ましてあげましょう。

■サポート3、ネガテイブな言葉は使わない
難しくできそうにない事柄に対し「難しそうね、あなたには、できないかもしれないわよ」などネガティブな言葉は使わず「やりがいがありそうね」など、できるだけポジティブな言葉に置き換えて、子どもに話しましょう。そうすることで、困難にもひるむことなく、勇敢に向かっていくようになるでしょう。

■サポート4、人と比べない
人と比べて「勝っている」や「よくできた」と褒めるのはやめましょう。なぜなら、そのことによって得た自信は、もろく崩れやすいからです。人と比べることは、比べる対象によって、その評価は異なってきます。ですので自分より優れた集団の中では、一気にその自信を失くし、意欲も低下するでしょう。比べるときは、過去の本人と比べましょう。

■サポート5、集中している時は言葉をかけない
子どもが何かに集中して取り組んでいる時は、声をかけずそのまま見守ってあげましょう。お風呂に入る時間や就寝の時間を守るしつけも大切ですが、その辺りは臨機応変に対応して良いと思います。集中することは、言葉で「集中しなさい」と言ってもできるものではありません。子ども自らが「集中力」を育んでいる時間を大切にしましょう。

■サポート6、心が折れた時、癒せる存在になる
どのようなトップアスリートでも、後に天才と呼ばれる人も、順調な時ばかりではありません。必ず壁にぶつかったり、挫折はあります。そのような時も折れない心を育むことが大切です。
心が傷ついた時は、親は子どもがそっと休める癒される存在となりましょう。

■サポート7、「頑張っているね」と声をかける
子どもが一生懸命取り組んでいる姿を見ると、つい「頑張れ!」と励ましたくなるものです。ですが、子どもはじゅうぶん頑張っているのです。そこへ、「頑張れ」という言葉は子どもの気持ちを追い詰めることもあります。ですので、そのような時は「頑張っているね!」と声をかけるようにしましょう。
 

目標に向かってサポートした時間は親子の絆を強くする

子どもが意欲を持って取り組み、困難に遭遇しても折れない心を培えるように、時に励まし、時に見守り、子どもと一緒に目標に向かって歩みましょう

子どもと共に歩んだ時間は、親子の絆を強くし、信頼関係を深めます。天才になってもならなくても、愛情をいっぱい注いで育てたわが子は、親にとって宝物です

早期教育を行い「子どもの能力を伸ばし、才能を開花させたい」と、願う親は多いでしょう。ですがただ習い事をさせればよいのではなく、そこには親のサポートが必要です。

子どもが意欲を持って取り組み、困難に遭遇しても折れない心を培えるように、時に励まし、時に見守り、子どもと一緒に目標に向かって歩みましょう。

そして、必ずしも思うように才能が開花しなくとも、子どもと共に歩んだ時間は、親子の絆を強くし、信頼関係を深めます。天才になってもならなくても、愛情をいっぱい注いで育てたわが子は、親にとって宝物です。何物にも代えがたい充実感と喜びを得ることでしょう。

【関連記事】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。