なすの旬っていつ?
なすは夏から秋にかけて、太陽の光のもとでぐんぐんと育つ露地栽培ものと、冬から春にかけ施設で大事に育てられるハウス栽培のものがあります。次に主な産地と時期を紹介します。
- 夏秋なす(7月~11月):栃木県、群馬県、茨城県
- 冬春なす(12月~6月):高知県
- 通年:愛知県、熊本県、福岡県
なすの種類と時期について
なすの種類は170種類!なんとも種類豊富な野菜です。色も紫、黒、白、緑といったものがあり、形は長いもの、卵形、丸いもの、小さいものなど様々です。ここでは主要品種を紹介しましょう。
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手ごろな大きさが人気の秘密です |
千両なす: 関東地方から東北地方にかけて、よく食べられているなすの品種で、中長の卵形をしています。ヘタの近くまで濃い紫色をしており、漬物、焼き物、煮物と、なんでもありの食べ方ができるなすです。
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千両なすと比べて長くてボリュームのあるなすです |
長なす: 関西地方で多く食べられているなすで、20cmほどの長さがあり、濃い紫色をしており、ひょろんと長いです。皮が柔らかいため、漬物にぴったりのなすです。もちろん加熱料理でもおいしくいただけます。
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種が少ないのも特徴のひとつです |
米なす: アメリカ種を改良して作られたもので、他のなすと違って、ヘタの色が緑色です。大きな卵のように丸っい形をしており、濃紺色の実は皮が固く、肉質が非常に締まっています。崩れにくいので、煮物や焼き物にぴったりです。
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大長なすの長さにはびっくりですね! |
大長なす: 30cmを超えるほど長いなすで、九州を中心に作られています。果肉は柔らかく、皮が固いので、漬物には向かず、加熱調理向けのなすです。ただ、あまりにも長いので、持って帰るのが一苦労です。折らないように注意する必要があります。
水なす: ギューっと絞ると水がしたたり落ちるほど水分がたっぷり詰まったなすです。丸く、濃い紫色をしている、漬物向きのなすです。
小なす: 「一口なす」とも呼ばれる、小さい丸型のなすです。皮が柔らかく、種も少ないので、そのまま漬物にされることが多いです。辛子漬などでもおなじみです。