入力支援スキルアップガイド
PCへの入力支援スキルは、キーボードとマウスを使ってPCを操作する限り、職種や業務用途に関係なく重要なスキルです。タイピングのスピードや正確さはある程度、慣れにより自然と向上しますが、「コピー&ペースト」の効率は作業全体の効率を飛躍的にアップさせるカギになります。
=コピー&ペーストの方法でわかるITスキルレベル=
ITスキル最低:アプリケーションのツールバー、もしくはアイコンから「コピー」、「貼り付け」を選択
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ITスキル低:マウスの右クリックで「コピー」、「貼り付け」を選択
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ITスキル中:ショートカットキーを活用(「Ctrl+C」でコピー、「Ctrl+V」で貼り付け)
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ITスキル高:ショートカットキーに加えて、クリップボード監視(or拡張)ソフトによるコピー履歴からの貼り付け機能を活用
仕事で毎日PCに接するからには、最低でも「ITスキル中」のショートカットキーでのコピー&ペースト方法は覚えたいものです。
⇒参考:AllAbout「Windowsの使い方」ガイド記事「ショートカットキーのこれだけは」
⇒参考:AllAbout「はじめてのパソコン」ガイド記事「Windowsの操作にマウスはいらない」
クリップボード監視については、ガイド記事「コピー&ペーストの達人になる!」を参照ください。
現在、私はクリップボード監視ソフトとしてランチャソフトの「Clock Launcher」を愛用しています。
ややわかりにくいが、テキストエディタ内で「Clock Launcher」のクリップボード拡張機能を展開したところ。コピーした文字列の履歴をストックしておき、好きなときに貼り付けることができるので便利だ |
通常、クリップボードにコピーしておける情報は1つだけですよね。新たにコピーでクリップボードの情報を更新してしまうと、それ以前にコピーした文字列情報は失われてしまいます。クリップボード拡張機能のあるソフトを使えば、2つ以上手前にコピーした情報を保持していつでも貼り付けることができるようになります。(保持できる文字列情報の数はソフトや設定により異なります)
そして入力支援の最終兵器ともいえるのが、「親指シフト方式」による入力をマスターすること。一時期は世の中から忘れ去られかけたこの入力方法は、経済評論家であり「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」などのベストセラー本の著者である勝間和代さんによりにわかに勢いを盛り返しつつあります。
現行のWindowsPCで親指シフトを実現するフリーソフトがありますので、余裕を見てマスターしてみてはいかがでしょうか。ローマ字入力に比べて入力効率が1.5倍以上になることが見込めますよ。
⇒参考:ガイド記事「親指シフトで超高速入力をマスターする!」
次のページでは、画像加工とファイル操作についてのスキルアップをガイドします!