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今回はこんな質問が届きました
「顔のたるみが気になります。特に電車の窓に反射する自分を見るとびっくりしてします。何かカバーする方法はないですか?」
Q. 夕方の電車の窓や不意打ちの写真などを見ると、顔のたるみがひどくてショックを受けます。なんだか疲れているようにも見えます。たるみをカバーするメイクテクはありますか? (50代・パート・アルバイト)
A. たるみにはスキンケアが基本! そのうえメイクでカバー
ありますね~。大人女性あるある。仕事帰りの電車の窓に映った自分の顔に衝撃を受ける。楽しかった友人達との集合写真を後日見て「こ、これ私ですか?」と落ち込む。鏡の前で、指でくいっくいっと「こうだっらな~」と顔を引き上げる……。それ、たるみサインです。残念ながら大人の女性のたるみをメイクだけで解決する方法はない、と思ってください! たるみはスキンケアなどお手入れをしたうえで、メイクでカバーするのが基本なんです。なんですけど~。まったくないわけじゃないの。
顔の中にV字を作ってたるみ顔を引き上げる
最近、私がすごく意識しているのが「顔の中にV字を作る」メイクなんです。V字を作るっていうと、だいたいみなさんフェイスシャドーで顔に影をつける、もしくはチークでV字を作るテクニックをイメージすると思います。もちろんこれらも効果あり! なのですが、今回は別のやり方をご紹介します。どういう風にするかというと、「パウダーファンデーションでV字を顔の中に作る」。コレ、特にメイクはナチュラル! って方におすすめ。ファンデーションの質感の違いで顔の中心にV字を作るんです。
用意するのは化粧下地、コンシーラー、リキッドやパウダーなど質感の違う2種類のファンデーション、そしてフェイスブラシ。
まず化粧下地を顔全体につけ、小鼻の横など気になるとこがあればそこだけにコンシーラーをごく薄く馴染ませて余分な影をザッと消しておきます。このときファンデーションを使う場合は、リキッドもしくはクリーム。質感の違いをつけたいので、パウダータイプじゃないのが効果的です。
で、最後にパウダーファンデーション。スポンジではなくブラシを使います。ちなみに私はTHREEのマットとグロー、2つの質感の異なるパウダーファンデーションとブラシがセットになっているものが今お気に入り。
たるみ顔を引き上げるV字ラインの描き方
スタート地点は厳密じゃなくてだいたい。平筆ブラシにパウダーファンデーションをつけたら口角の上、ほうれい線のあたりからコメカミに向かって斜め上に引き上げるように筆幅を活かしてライン状にぼかします。つまりラインの幅は平筆ブラシの幅。要は顔の中にパウダーファンデーションで「バンテージ状のライン」を作るの。バンテージとは包帯。顔の中心からキュッと両方から持ちあげるイメージ。セミマットのパウダーファンデーションで作ったV字が見えないバンテージになり、たるんだ頬を引き上げるってイメージで。まずこのラインを作る。
そしてそのラインの境界線を軽く馴染ませブレンドします。混ぜるってか馴染ませる。最初についたところが、いちばんクッキリつくので、その境目を軽くぼかして馴染ませるようにブレンドする。肌に溶け込みつつもV字ライン感は残るので、顔がキュッと持ちあがって見えるんです。
面長さんはゆるめのV字、丸顔さんはキツめのV字
ちなみに面長さんなら角度をゆるめにV字ラインを描き、丸顔さんは鋭角的にすると顔立ちの印象がすっきりと整いますよ。ご相談者の方は50代なので、たぶん顔がもったり見えていると思うの。そういう方は顔の横幅が広くなってるので、V字の幅を少し広めにすると良いですよ。
いろいろ試して自分にあったV字ラインを探してみてください! くすみをカバーするのではなくファンデーションの質感を活かしてを顔の立体感を作るたるみカバー小顔メイク。お手持ちのリキッドファンデーションとパウダーファンデーションでできるので、ぜひぜひお試しください。ちなみに私はカジュアルメイクの日は、このメイクです。
山本浩未さんおすすめアイテム
素肌感を活かしたパウダーで自然に顔を引き上げるバンテージラインを描くのにちょうどいい幅のブラシ内臓。セットのグローハイライターはブラシの角を使い目頭、コメカミ、鼻先、あご先などにチョンとつけるとより立体感が出る。「軽くて薄付きでおすすめ」(山本さん)THREE プリスティーンコンプレクションパウダーファンデーション/ケース、ブラシ別売り
山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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