皮と果実、丸ごと使って作る柚子茶レシピ
柚子茶は柚子の皮と果汁を砂糖とはちみつに漬けこんでから、煮詰めて作るもので、「お茶」のイメージからはちょっとかけ離れているかもしれません。柚子茶はだいたい瓶入りで売られているのですが、中身はマーマレードのような感じです。これをスプーンいっぱいにすくい、湯呑へ。そこへ温かなお湯を注げば、柚子茶のできあがり。
シトラスの香りが漂い、飲めば甘みとほのかな酸味が爽やかで、体がポカポカと温まります。柚子の皮も果実、丸ごと使って作っているので、ビタミンCがたっぷり! 風邪予防や引きはじめなどに飲むと、効果的と言われています。
今回は柚子の選び方・栄養・保存方法と合わせて、柚子1個を電子レンジで柚子茶にする方法を紹介しています。上手に作るポイントは、細く切った柚子の苦み抜きをすること。電子レンジをうまく活用して、作ってみてください。
シトラスの香りが漂い、飲めば甘みとほのかな酸味が爽やかで、体がポカポカと温まります。柚子の皮も果実、丸ごと使って作っているので、ビタミンCがたっぷり! 風邪予防や引きはじめなどに飲むと、効果的と言われています。
今回は柚子の選び方・栄養・保存方法と合わせて、柚子1個を電子レンジで柚子茶にする方法を紹介しています。上手に作るポイントは、細く切った柚子の苦み抜きをすること。電子レンジをうまく活用して、作ってみてください。
柚子茶を電子レンジで作ろう!の材料(ゆず1個分)
柚子茶を電子レンジで作ろう!の作り方・手順
柚子の選び方・栄養・保存
1:柚子の選び方
柚子の木には鋭い棘が沢山あるため、強い風が吹くと果実にこすれ、傷が付きやすいものです。傷があっても、味や香りに問題はありませんが、そこから傷み始めるので、先に食べるようにしましょう。選び方は以下を参考にしてみてください。
- 実にハリがあり、ブヨブヨしていないもの。
- 皮にツヤがあるもの。
- ヘタの切り口が新しく、緑色のものが新鮮。
- 皮からいい香りがしているもの。
2:柚子の栄養
- ビタミンC:風邪予防や疲労回復、美肌作りに効果が。果肉と比べて皮の方が4倍近く多く含まれています。
- ペクチン:整腸作用のある水溶性食物繊維のペクチンを多く含みます。
- クエン酸:酸味成分のクエン酸はには疲労回復効果とカルシウムの吸収を助ける効果があります。
3:柚子の保存
- 常温保存:新聞紙などに包んで冷暗所へ。3日ほどで使い切るように。
- 冷蔵保存:乾燥しないようビニール袋に入れて、野菜室で保存。1週間程度で使い切ります。
- 冷凍保存:皮と果汁を分けて冷凍保存するとよいでしょう。いずれも1か月以内に使い切ること。
- 皮: 黄色い部分を薄く剥きとり、ラップに包んで冷凍。
- 果汁: 絞った果汁を製氷皿などで冷凍し、固まったものを密閉容器に入れ直して冷凍保存。
レンジで作る柚子茶
4:果汁を絞る
柚子をよく洗ったら、横半分に切り、果汁を絞ります。このとき種は取り除きます。
5:薄皮を取り除く
果汁を絞り切ったら、スプーンなどを使って薄皮を取り除きます。
6:皮を切る
皮を2cm長ほどの薄切りにします。
7:苦み抜きをする
耐熱ボウルに切った柚子の皮と、7分目くらいの水を張ったら、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで5分温めます。取り出して、食べてみたとき苦いと感じるなら、水を新しくして、さらに3分加熱し、そのまま30分放置します。
8:砂糖とはちみつの重さを決める
ざるで水気をしっかり切ったら、はかりを用意し、苦み抜きした皮と果汁の重さを計ります。その重さの50%の砂糖と、10%のはちみつを入れて、混ぜ合わせます。
例)皮と果汁の重さが100gだったら、砂糖は50g、はちみつは10g用意します。
9:加熱する
ラップをせず、600Wの電子レンジで5分温めます。取り出して、水分が減っていたらできあがりです。まだ残っている場合は、さらに3分温めます。水分量が減るまで、数回温めることを繰り返してみてください。
今回は2回加熱して、できあがりました。10:できあがり
煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保存します。1か月以内に食べきりましょう。
お湯を注いで柚子茶に! マーマレードとして、パンやヨーグルトに乗せても◎。
お湯を注いで柚子茶に! マーマレードとして、パンやヨーグルトに乗せても◎。
ガイドのワンポイントアドバイス
ピンポン球くらいのサイズの、小さな柚子を3~4個ほどで作ってみても◎。小ぶりな分、果汁を絞るときは、くし切りにしたものを手でつまんで絞るといいでしょう。また、皮が薄いので苦み抜きの時間が短くてすみます。重さに応じて、砂糖とはちみつの分量を調整し、同じ手順を踏んでみてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。