パン

タカキベーカリーの石窯モーニングフランスで朝食を

この秋、バージョンアップしたタカキベーカリーの「石窯モーニングフランス」をご紹介します。今、イチオシの袋パンです。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

タカキベーカリーの石窯パンシリーズがリニューアル

今まで、All About【パン】のサイトでは、 ホールセールのベーカリーのパン(スーパーなどで販売している袋入りのパン)を紹介したことが、なかったかもしれません。

今回は、私が今一番おすすめする袋パンとして、タカキベーカリーの「石窯モーニングフランス」(213円)をご紹介したいと思います。
タカキベーカリーの石窯モーニングフランス

タカキベーカリーの石窯モーニングフランス

タカキベーカリーといえば、アンデルセングループで、袋入りのパンをスーパーなどに卸しています。

石窯のある工場は岡山、広島、つくば、秦野の4つ。西日本に比べ、関東では取り扱い店舗も少ないのですが、石窯パンシリーズがこの9月に大きくリニューアルしたこともあり、関東でも販売店が増えつつあるようです。

現在、関東では東急ストアや成城石井などの一部の店舗で購入できます。お近くの取り扱い店について知りたい方は、お客様相談室(電話:0120-133-110)にお問い合わせください。

石窯シリーズはもともと、イーストフードや乳化剤を使用していないのですが、今回のリニューアルではさらに、全品でマーガリンとショートニングを不使用に。毎日食べるものならば、そこ、とても重要です。

一年中、さまざまに楽しめる、白いシャツのようなパン

旬の果物のジャムでタルティーヌに

旬の果物のジャムでタルティーヌに

石窯モーニングフランスの特徴は、袋パンなのに美しい気泡があり、しっとりもっちりとした食感が保たれていること。

スーパーのパンというより、普通のベーカリーのパンのよう……と思ったら、しかるべき理由がありました。

石窯シリーズの工場では、普通のベーカリーにあるような縦型ミキサーを備え、生地を傷めないようにやさしく、かつしっかりと水和させるべく、ミキシングを行っているのだそうです。また、それに続く分割や成形などの工程もひとつひとつていねいに、大事な部分はパン職人の手作業で行われています。しっとりもっちりした食感は、そのようにして出来上がるのですね。

石窯の中では、熱された炉床から出る遠赤外線の熱が、クラスト(皮)をパリッと、クラム(中身)に適度な水分を残して焼き上げます。袋に入るので、クラストは柔らかくなっていますが、トーストするとパリッとした食感に戻ります。朝食のトーストにおすすめです。
シンプルな白いパンなのでどんな食材と合わせてもOK

シンプルな白いパンなのでどんな食材と合わせてもOK

こういうパンを食べると、私は白いシャツのことを思います。

シンプルな白いシャツのように、余計な飾りや甘さがなく、パリッとしていて、一年中さまざまなコーディネートを楽しめて、飽きることのないパンだから。白いシャツを着こなすように、シンプルなパンを食べたいと思います。

今回は薄くスライスしたバターをのせて、さっと火を通したブルーベリーとイチジクで、ドレスアップしてみました。シンプルなパンだからこそできる、朝のちょっとした楽しみです。

■タカキベーカリー公式サイト

 

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