毎日の彩りごはん

枝豆をおいしく食べるには?茹でるvsフライパン

夏が主役の「枝豆」、おつまみにもおかずにも最高の一品ですね! 今回は、枝豆の甘みをより引き出して、おいしく食べる調理法を深掘りします。ポイントは加熱の仕方に……! 定番の塩茹でと、フライパンを使った蒸し枝豆、どちらが甘みを引き出せるか、比較してみました。

榎本 美沙

執筆者:榎本 美沙

体に嬉しい時短レシピガイド

枝豆の甘みをうまく引き出すには……?

夏のごちそうと言えば「枝豆」。シンプルながらも甘さが引き立った枝豆は、おつまみにおかずに最高の一品です!

定番の食べ方はなんといっても「塩茹で」ですが、今回は枝豆の甘みを最大限引き出すにはどうしたらいいのか、調理法を深掘りしてみました。

そもそも甘みを引き出すというのは「でんぷんを糖に変える温度帯に、長い時間枝豆をいさせること」がポイントです。急に温度を上昇させるのではなく、ゆっくりと加熱することで甘みが増します。

今回は定番の塩茹でと、フライパンを使った蒸し枝豆とで、どちらが甘くなるか対決をしてみました。
 

塩茹で枝豆の作り方

塩茹で枝豆

塩茹で枝豆

まずは、定番の塩茹で枝豆の作り方のご紹介です。

ただ茹でるのではなく、湯を沸騰させないのがポイント! じっくり甘みを引き出します。

■材料
  • 枝豆:1袋(250g程度)
  • 塩:大さじ3
■作り方
【1】枝豆は、豆を切らない位置で先端を切り落とす。
先端を切り落とします

先端を切り落とします


【2】塩をまぶして擦るようにして揉み込む。
塩を揉み込みます

塩を揉み込みます


【3】鍋に湯1リットルを沸かし、沸騰しない程度まで弱火にしてから、枝豆を塩ごと加える。
弱火でじっくり茹でます

弱火でじっくり茹でます


【4】ざるにあげる。(水っぽくなってしまうため、水にさらしません)
ざるにあげて冷まします

ざるにあげて冷まします

 

フライパンで蒸し枝豆の作り方

フライパン蒸し枝豆

フライパン蒸し枝豆

次に、フライパンを使って枝豆を水洗いしたときの水分だけで蒸す、蒸し枝豆の作り方をご紹介します。

枝豆はさやに包まれているので、直接熱が伝わりづらく、フライパンを使っても急には温度が上がりません。こちらも弱火でじっくり加熱することがポイントです。

■材料
  • 枝豆:1袋(250g程度)
  • 塩(塩もみ用):大さじ2
  • 塩(まぶす用):小さじ1/2
【1】枝豆は、豆を切らない位置で先端を切り落とす。
先端を切り落とします

先端を切り落とします


【2】塩(塩もみ用)をまぶして揉み込む。
塩を揉み込みます

塩を揉み込みます


【3】塩を水で洗い流し、そのままフライパンに広げ、蓋をして弱火で5分加熱する。かき混ぜてさらに5分程度加熱し、塩(まぶす用)をまぶす。
弱火でじっくり蒸します

弱火でじっくり蒸します

 

茹でるvsフライパン 甘み対決結果

茹で枝豆vsフライパン枝豆

茹で枝豆vsフライパン枝豆

定番の塩茹でとフライパンの蒸し枝豆、食べ比べてみました。

■塩茹で枝豆
定番の味です。弱火でじっくり火入れしたので、甘みを感じます。

■フライパンで蒸し枝豆
甘みはこちらの方が強いと感じます。またこちらは少し焼き目がつくので香ばしさも加わって風味が増します。


ということで、甘み勝者は「フライパンで蒸し枝豆! フライパンの方がより甘みが増したのは、塩茹でよりゆっくりと火入れができたためです。

今回は、甘みという視点でフライパンで蒸し枝豆が勝者でしたが、慣れ親しんだ「枝豆感」が強いのは塩茹で枝豆でした。ですので、豆らしい味、香りを味わいたい時には塩茹でするのがおすすめです。

お好みに合わせてぜひお試しくださいね!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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