忙しい朝に余裕が生まれる!とっておきの時短スキンケア&メイク術
時間のない朝はいつもバタバタ……
そこで今回は、慌ただしい朝でも即実践できる、とっておきの時短スキンケア&メイク術をお伝えします。
朝は顔を洗わない!?ふきとり美容で化粧ノリの良い肌に
写真左から、ズボラボ「朝用ふき取り化粧水シート」35枚入り/850円(税抜)とエテュセ「ふきとりピーリングシートN」45枚入り/850円(税抜)。起きてすぐふくだけで一気に保湿までカバー
寝ている間に分泌された汗や皮脂、肌についたホコリなどを落とすのは、朝のケアとして必要なステップ。でも、慌ただしい朝に洗顔料を泡立てて洗顔するのは正直いって面倒ではありますよね。それなら思い切って、顔を洗わないという選択肢だってあります。
強い味方になってくれるのは、顔用のふきとりシートです。ふくだけで手軽にさっぱりできるから、わざわざ洗面所に行かなくても大丈夫。汚れや古い角質をしっかり絡め取ることができるという、ふきとりならではのメリットもあります。
ただし、摩擦は肌にとって大きなダメージになるので、ゴシゴシこするのは厳禁! やさしくすべらせるだけで、肌表面の汚れは十分に落とせます。シートがなければ、ふきとり化粧水をコットンに含ませて使ってもOKです。
たったの10秒!“ヤッホー塗り”でリフトアップ
手の形は「ヤッホー」という時のように
忙しくて時間がないと「乳液やクリームもパパッとつけて終わり!」という人も多いかもしれませんが、それではもったいない! せっかくなのでひと手間加えて、リフトアップ効果を狙ってみませんか?
両手の親指以外の4本の指をそろえ、人差し指の側面をほうれい線の上に、親指はあごの下に添わせます。そのまま、軽く頬を引き上げるようにして人差し指をゆっくりと外側に移動させて。最後は耳の前で止め、手のひらを開きます。これを3回繰り返しましょう。肌がシャキッと引き上がるとともに、リンパの流れも良くなってむくみも取れますよ。
使うのは指先だけ。メイクはオールハンドで完成!
指先だけでナチュラル美人に変身
活用したいのが、最も身近なツールである指先。指先を上手に使ってメイクできれば、スポンジやブラシを使わなくて良いので手間いらずです。肌への密着度もアップするので、仕上がりが自然で崩れにくいのもうれしい点。
その日の肌の調子を手で感じながらメイクができるので、微妙な変化にも気づきやすいというメリットもありますよ。ウェットティッシュなどを使って、指先を清潔にしながら行うのがおすすめです。
■肌・ベース
BBクリームを、人差し指、中指、薬指の腹の部分を使って伸ばします。頬や額といった広い面から塗り始め、顔の内側から外側に向かって伸ばすのがポイント。こうすれば、人の目線が行きがちな広い面はしっかりカバーしつつ、動きが多く崩れやすい細部は薄塗りという理想的なグラデーションになり、自然な立体感を演出できます。目元や口元、小鼻のまわりなど細かい部分は指先でトントンとなじませて。
■アイメイク
アイシャドウを塗る時は、使う指を変えることで色も混ざらず、きれいなグラデーションを作ることができます。まず、ベースとなる薄いカラーのアイシャドウを中指に取り、アイホール(上まぶたの目のくぼみ)まで伸ばします。次に、締め色となる濃いカラーのアイシャドウを薬指に取り、上まぶたのキワに伸ばします。さらに、下まぶたに色をのせる場合は、より小回りの利く小指を使いましょう。
手間のかかりがちなまつ毛メイクも、指先の出番。カール力の高いマスカラを塗ったら、マスカラが乾く直前にまつ毛を根元から持ち上げるように指を当てて、そのまま10~20秒キープして。程良い圧と体温で、ビューラーなしでも自然にカールアップさせることができます。
眉メイクも、眉マスカラやパウダーチップ式のアイブロウでサッと眉毛をなぞるだけで、きちんと感を演出できます。眉が薄い人は、時間のある時にあらかじめ眉ティントでベースを仕込んでおくのも良いですね。
■チーク
発色や持ちの良い、クリームチークが便利。中指、薬指の腹の部分に取り、黒目から真下におろしたラインと小鼻から真横にのばしたラインが交わるポイントを起点に、やや斜め上に向かってポンポンとなじませます。
■リップ
唇の中央部分にリップカラーを塗ったら、そのまま指先でポンポンと外側に向かってぼかすだけ。内側からじゅわっとにじみ出るような、自然な血色感あふれる唇を作ることができます。
毎日きれいをキープするのは大変ですが、ご自身に合った時短ケアを上手に取り入れてみてくださいね。忙しい朝でも心に少し、余裕が生まれますよ。