棒針編みの基本を動画と編み図で解説!初心者さんにもおすすめ編み方
棒針編みは表目と裏目を編めるようになるだけで、いろんな編み方ができるようになります!
2種類だけなら、編み方も記号もすぐに覚えられますね。
<目次>
棒針編みの記号と編み図の見方とは
棒針の記号は、四角の枠の中に表記されます四角は「目」を表しています。 こちらは表目を表す記号です。 これが裏目を表す記号です。編み図とは、記号を使って、何編みを何目、何段編むと、出来上がるかを表した設計図の様なものです。記号が分かれば、誰でも編むことができる便利な図です。日本固有のものです。
編み図は、表から見た状態を表記しています。
平たく編む場合は、実際は表面を見て編む時と裏面を見て編むときがありますので、記号の見方と編み方に注意が必要です。 枠の縦方向が「段」を表し、1段、2段…と数えます
枠の横方向が「目」を表し、1目、2目…と数えます
この図では、表目17目15段を編むを表しています。
今回は、「編み地から針を外す」までを行うため、最後の段は伏せ留めをする様にテキストを書いています。編み図にはその表記は省略しています。
初心者でも簡単!棒針編み表目の編み方【動画】
では、実際の「表目」編み方を動画で確認しましょう。
作り目の仕方は、「棒針編みニット帽子!100均アイテムを使った編み方〈動画つき〉」内で紹介しています。
【表目の編み方ポイント】
- 左の針に掛かっている一番左端の糸 (1目めと呼ぶ)
- 左手にかかっている糸を針の向こう側に置く
- 1目めに右の針を手前から向こうに入れる
- 左手にかかっている糸を上から引っ掛けて、こちら側に引き出す
- 左針を抜く
初心者でも簡単!棒針編み裏目の編み方【動画】
【裏目の編み方ポイント】
- 左手にかかっている糸を針の手前に置く
- 1目めに向こう側からこちらに右の針を入れる
- 上から糸を引っ掛けて、向こう側に引き出す
- 左針を抜く
注意点
- 糸を置く位置を注意しましょう。違うところに置くと糸が渡り、目が増えたようになります。
- 編み終わった目は、左針から抜きます。これを忘れると目が増えてしまいます。
表目と裏目が編めるようになりましたね。
表編み・裏編み~メリヤス編み・裏メリヤス編み~
表編み・メリヤスの編み方表面から見るとすべての目が表目になっている編み地です。
編み地は、上の画像のようになります。 ここでは、手にかける作り目を1段めとします。
作り目は17目、全部で15段編みます。
編み図は下から読んでいき、
1段目の作り目は右側から左側へ
2段目は左側へ
3段目は右側へ編んでいきます。
【編み方ポイント】
- 17目作り目をする
- 編み地をひっくり返し、左右の針を持ち替える
- 2段目は裏面を見て編んでいるので、メリヤス編みにするためには、裏目をあむ
- 偶数段は裏編み・奇数段は表編みをする
- 15段目は、伏せ留めをする
伏せ留めのしかたは、「棒針編みニット帽子!100均アイテムを使った編み方〈動画つき〉」内で紹介しています。
裏編み・裏メリヤスの編み方 表面から見るとすべての目が裏目になっている編み地
編み地は、この様になります
17目作り目をして15段編みます
作り目を1段、伏せ留めを1段と数えます
編み方向は、編み図から見て
奇数段は右から左へ
偶数段は左から右へ向かって編んでいきます。
【編み方ポイント】
・17目作り目をする
・編み地をひっくり返し、左右の針を持ち替える
・2段目は裏面を見て編んでいるので、裏メリヤス編みにするためには、表目をあむ
・偶数段は表編み・奇数段は裏編みをする
・15段目は、伏せ留めをする
棒針編み「ガーター編み」
2段目以降ずっと「表目」を編み続けると、表目の段、裏目の段が交互に繰り返される編み地「ガーター編み」になります 【編み方ポイント】
1段目は17目作り目する
2段目以降は、ずっと表編みをする
15段目で伏せ留め
棒針編み「一目ゴム編み」
「表目」「裏目」を交互に編み、次の段では、表面から見て前段を同じ編み目になる様に、繰り返すと、横に伸縮性のある編み地が出来上がります。袖口や襟口などにも使われる編み方です
【編み方ポイント】
・1段目は作り目17目
・2段目以降、表目と裏目を交互に編む
・15段目は伏せ留め
棒針編み「鹿の子編み」
表目と裏目を交互に編み、次の段で、表面から見て、1目ずれて編むと縦にも横にも表裏が交互になります。
【編み方ポイント】
1段めは作り目17目
2段目以降、表目裏目を交互に
3段目以降前段と互い違いになるよう、編む、
15段目伏せ留め
どうでしたか? 難しいと思っていた棒針編みでも、表目と裏目を編めれば、いろんな編み方ができます! ぜひ、編み方を覚えてくださいね。
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