ロブション、マンダリンを経て開業
バゲット、パン オ セーグル
店名の”unique”に託された想いは、「ここにしかない」「唯一の」のパン店を目指す、ということなのだそう。それは具体的にどんなお店なのでしょう。
白のコックコートが似合う大橋哲雄さん
ブーランジュリー ルニークのパン
バニラビーンズ入りのメロンパン
パンオレザン、デニッシュ
クロワッサン
クロワッサン(180円)はエアリーでどこまでも軽やかで、バターが強すぎない。甘くないのでサンドイッチにも使えます。
クロワッサン断面
もちろん、それひとつで完結するパンも悪くないですが、わたしは常々、お菓子やファストフードとパンとの違いのひとつは、この、なんらかの食材を合わせたくなる部分にあると思っています。
食パン
それらは、町のパン屋さんが提案する、日常のためのパンでした。
そのため「どんな味がするんだろう?」というような変わったパンは、ブーランジュリー ルニークにはないのです。特殊な素材も使われていない。そこにあるのはたぶん、誰もがよく知っているいつものパンなのです。が、香りと味と食感に、正統派の職人技が利いているのを感じます。
マンゴーロール
マンダリン時代からの大橋さんのファンならば気になる「マンゴーロール」はルニークにも健在です(480円/5個)。ドライマンゴー入りのこの生地をひとことで表現すると、ライトなブリオッシュ、あるいはリッチなバターロール。ふわっと口どけのいい、優しいパンです。
シナモンブレッド
バブカはないのですが、バブカのようにリッチな生地を編んで型で焼いた「シナモンブレッド」(700円)があります。これは、クルミ入りのシナモンロールを型で焼いたような感じ。溶けだしたシナモンシュガーとバターがキャラメル化してカリッとしたところも魅力です。
ロデヴは土曜限定
発酵と熟成、生地づくりを最も大切に考えるパンづくり
パンオノア、 レトロバゲット
「中に入っているものとか、上に乗せているものとかではなくて、パン生地のおいしさを究めたいと、ロブション時代から思っています。地元のお客さんには、あらためて、”パンってこんなにおいしいものなんだ”と思ってもらえたらいいですね」
ブリオッシュの口どけも秀逸
ここがルニークのスタート地点。今後はニューヨークマフィンなども予定されているそうで、大橋さんの新しい自由な創作活動にも、大いに期待が持てそうです。
ブーランジュリー ルニーク
住所:練馬区桜台1-5-7 小岩井ビル
電話:03-6914-6580
営業時間:9時~19時 日・月曜休
Yahoo!地図情報
西武池袋線桜台駅徒歩1分
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