子供の身に付けさせたい「自主的時間管理」能力

時間管理ができる子に育てるポイントは?

時間管理ができる子に育てるポイントは?

現在の子供たちは、学校だけでなく塾や習い事、自宅学習にお手伝いと、ひと昔前では考えられないくらい時間に追われています。

「まだ宿題終わらせてないの? 急いでしなさい」
「今はゲームをする時間じゃないでしょ!早くお風呂に入りなさい」など、親は子供に次の行動を促すシーンも増えたと思います。

ですがいつまでも親が注意し続ける訳にはいかず、いずれは自主的に時間管理をできるように育てたいものです。

それには子供の頃より、「時間への意識」を高め、少しずつ習得していく必要があるります。

では、どのようにすれば、自分で時間管理ができる子に育っていくのでしょうか? いきなり全てのことは実践しにくいもの。5段階に分けて説明します。

自主的に時間管理できる子に育つ5つのステップ
【ステップ1】「時刻」を意識させる

子供にとって「時間」という目に見えないものの認識は、大人が思っている以上に難しいものです。ですので先ずは親が、会話の中に「時刻」を入れて話しましょう。

例えば
「夕ご飯は、6時に食べましょう」
「明日の朝は、7時に起きようね」
など日頃の会話に時刻を入れて話すことで、時間というものを意識していくことができるでしょう。

【ステップ2】アナログ時計で時間を可視化する

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時間の経過や残り時間が易いアナログ時計を生活の中でよく目につく所に置いておくといいでしょう

時計には、アナログ時計とデジタル時計があります。デジタル時計は見ると瞬時に時刻が分かり、小さな子供でも直ぐに時刻を知ることができます。ですが、時間の経過や残り時間などを知るには、分かりにくいものです。

それに比べ、アナログ時計は、長針と短針があり、それぞれが指す数字を「時」「分」に読み分けていかなければなりませんので、慣れるまで学習が必要です。ですが時間の経過や残り時間は、分かり易いですね。

このようにどちらにもメリットデメリットがあるのですが、子供にはアナログ時計で時間を教えていきましょう。

まだ時計が読めない幼児でしたら、
「短い針が7、長い針が12のところを指せば7時よ」と説明し、
「短い針が6、長い針が12の所にきたら、お片づけをしようね」
「短い針が8、長い針が12の所にきたら寝ましょう」
と、行動を時計の針にあわせて話すのもよいでしょう。

【ステップ3】「時間の長さ」の感覚を実感させる

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「夕ご飯は7時に食べようね」など日頃の会話に入れて話すと自然な形で、時間というものを感じていくことができるでしょう

次に子供に時間の長さの感覚を実感させましょう。1時間はどれくらいの長さか、10分間では、何をどれくらいできるのか、それを感じ取らせることも大切です。

また同じ1時間でも、気の進まない事、楽しみにしている事を待っている時間は長く、好きな事、自分の意志で何かに取り組んでいる時間は短く感じるものです。それらも踏まえて時間の経過を感じ取らせたいものです。

それには、アナログ時計を子供のよく見える場所に置いて、時計を見ながら行動を促すとよいでしょう。

「3時になったらおやつを食べましょう、今2時だから後1時間ね」
「今5時だから、1時間経った6時に、おもちゃを片づけようね」
と、楽しい事を待っている時間は長く、好きな事をしている時間は短く感じることも実感させていくといいですね。

【ステップ4】「時間の割り振り」を決める

以上のことが身に付き始めてから、初めて1日の時間の割り振り、時刻に沿った予定を立てて実践できるものです。

子供と一緒に起床や就寝の時刻、遊びや家庭学習の時間帯などを決め、表にしてリビングなど、目につく場所に掲げておくとよいでしょう。


【ステップ5】立てた予定を見直し、修正をする

実際、時刻に沿った予定を立ててみたものの、思ったように上手くいかない場合は、必ず修正しましょう。無理な予定を立てても、時間管理能力の習得には役立ちません。必ず見直しを心がけてください。

そして「時間管理」とは、「自分の行動管理」であることに気づかせましょう。時間は止めることも速く進ませることもできません。時間内にすべきことができる、決められた時刻に行動できる、そこがポイントです。

もし予定通りいかない場合は、今一度、その時間内にすべきことを細かにリストアップし、見直してみるのもよいでしょう。


達成したいことを時間管理に繋げ、自主性を支援する

現在の私たちの生活は、あらゆる場面で時間に追われていることが多く、時間を管理する能力があるかないかで、大きく人生が変わってくると言っても過言ではないでしょう。

好きな曲を弾く為に、ピアノの練習をする、夏休みにキャンプにいく計画を立てるなど、子供が「やりたいこと」「楽しみしていること」など、ワクワクするする気持ちを上手に時間管理と繋げるといいですね。

そして親も自らの時間を管理し、充実した生活を送っている姿を見せながら、子供が自主的に時間管理できるよう支援しましょう。

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