LAN・無線LAN・Wi-Fi/LAN・無線LAN関連情報

【急告】無線LANのWEPは本当に危ない(1)

WEPについては従来からその脆弱性が指摘されています。しかし、実際のところそれほど心配する必要はありませんでした。しかし、最近、暗号化を数秒で解読する方法が見つかりました。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

WEPは本当に危険か?


画像の代替
 
ガイド:
WEPって知っていますか?

相談者:
もちろんですよ。無線LANで利用される暗号化技術の1つでしょ。
でも、ちょっと詳しい人であれば、「1分で解読できてしまう。」という利用してはいけない暗号でしょ。

ガイド:
そうですね。しかし、「1分で解読される。」といっても、実際にはARQリインジェクション攻撃という不正アクセスを行ってARQパケットを4万パケット以上収集する必要がありますので、 ネットワークにちょっと詳しい程度では解読することは不可能なんです。
通常の環境では大量のARQパケットを収集することは困難なんですね。それで、いままでWEPを利用しても、「世間で言われているほど危険ではない。」と申し上げてきた訳です。

相談者:
そう言えば、そんなことも聞いたことがあります。「検索エンジンでちょっと検索すれば、WEPの解読方法なんてすぐにわかってしまう。」というのは、間違いだったんですね。

ガイド:
そうです。そんなに簡単に解読できる暗号化ではありませんでした。

相談者:
じゃぁ、WEPしか利用できないゲーム機器もあるので、この際環境をWEPで統一しようかな?
環境によって、いろいろな暗号化があると不便なんですよ。

ガイド:
あ、ちょっと待ってください。暗号化ではありません「でした。」と申し上げたはずです。

相談者:
え? 何かあったんですか?


  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます