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節電 ネットワークでスリープモードを使う(3ページ目)

ネットワークを利用している方は、コンピュータに電源を入れたままの時間が長いのではないでしょうか。スリープモードを利用するとかなりの節電になります。実測値もありますので、ぜひご覧ください。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

結構コンピュータは電力を使う

ガイド:
測定したのは、以下のように一般的なデスクトップです。Core2を使っているので消費電力は低いはずですが、それでも全体で200W余りを使っています。

画像の代替テキスト
測定に使ったコンピュータのスペック


ユーザ:
ええ~っ。そんなに使っているんですか。うちのオフィスでは5台のVistaが一日中つけたままになっているで、1,000Wは使っている計算です。ちょっとしたエアコン並ですね。これは、ちょっと見直さないと...。

ガイド:
その解決方法ですが、「スリープモード」を利用しましょう。

ユーザ:
そういえば、そんなモードがありましたね。使ったことはありませんが...。具体的にどのようなモードなんですか?

ガイド:
スリープモードとは、従来からあるスタンバイと休止状態を併せたようなモードです。たとえば、デスクトップでスリープモードにすると、現在の状態をメインメモリーとHDDの両方に保存 して電源を殆どオフの状態にします。そして、スリープから回復するとスタンバイ状態から復帰し、起動時の状態に素早く戻ることができます。
もし、スリープ中に停電したりした場合、つまり電源が完全にオフになりメインメモリーから回復のためのデータが失われてしまった場合は、HDDに保存されているデータで復帰 します。つまり休止状態からの復帰となります。
ノートパソコンの場合はデスクトップとは少々異なり、スリープに入るとまずスタンバイ状態になります。そのあと、一定の時間が経過するか、バッテリー残量が一定以下になると、HDDへデータが待避されて休止状態に入 ります。

ユーザ:
なるほど。なかなか便利そうなモードですね。で、気になるのはスリープモードに入ったときの消費電力ですが、どの程度でしょうか?

ガイド:
そうですね。これも、計測してみましょう。メインメモリーに回復のためのデータを保管している訳ですから、ある程度の消費電力はあるはずです。 スリープモードに入るときの操作や回復の際の操作も含めて解説しましょう。それでは、始めます。

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