英語のニックネームの法則……ミッキーマウスの本名は?
英語のニックネームの法則をマスター
でも、ニックネームにはある法則が働いていることは意外に知られていません。意外なニックネームもご紹介します。
<目次>
英語のニックネームの法則1:名前の後半を省略する
一般的なニックネームの付け方として、元々のgiven name(下の名前)を短くする法則があります。名前の後半を省略します。- Raymond→Ray(レイモンド→レイ)
- David→Dave(デイヴィッド→デイヴ)
- Jonathan→John(ジョナサン→ジョン)
- Walter→Walt(ウォルター→ウォルト)
ディズニー創設者のウォルト・ディズニーもこれにあたりますね。「ウォルター」が本名ですが、親しみやすいニックネームを使っていたようです。
Nicknameいろいろ
英語のニックネームの法則2:名前の前半を省略する
法則1とは反対に、名前の前半を省略して短くする法則があります。- Elizabeth→Beth(エリザベス→ベス)
- Andrew→Drew(アンドリュー→ドリュー)
- Alexander→Xander(アレクサンダー→サンダー)
英語のニックネームの法則3:名前の最後に 「イー」をつける
名前の最後に「イー」をつけると、途端に親しみのある可愛い感じになります。日本語の「ちゃん」や「君」に近い感じをイメージしてください。「イー」が-y表記になる名前
- James→Jimmy(ジェイムズ→ジミィー)
- Catherine→Cathy(キャサリン→キャシィー)
「イー」が-ie表記になる名前
- Charles→Charlie (チャールズ→チャーリィー)
- Susan→Suzie(スーザン→スージィー)
英語の幼児語が「イー」を単語の終わりにつけることがあるため、可愛く親しみがある感じがします。例えば、drink(ドリンク)ならdrinky(ドリンキィー)、bed(ベッド)ならbeddy(ベディー)のようになります。
ミッキーマウスの本名は?
ところで、この記事のタイトルにもあるディズニーランドのミッキーマウス。Mickeyもこの「イー」で終わるニックネームの一つです。ミッキーマウスの本名、なんだと思いますか?
実は、Micheal(マイケル)である可能性が大です。
今度ディズニーランドに行ったら、ミッキーに「マイケル!」と声を掛けてみたくなりますよね!
英語のニックネームの法則4:本名とあまり似ていない場合もある
「ペギー(Peggy)」は女性のニックネームなのですが、本名はなかなかピンときませんよね。Peggyは、もともとはMargaret(マーガレット)です。ちょっと無理があるのでは……、と思われた読者の皆さま。実は、私もそう思っています(笑)。MargaretはMegになったりしますが、ここまでは納得ですよね。しかし、なぜかMegがPegに突然変異して、PegがPeggyなら仕方ないか……、と落とし所が見つかる気がしますよね?
似たような感じで、William(ウィリアム)がBill(ビル)になったりもします。WilliamがWillになり、突然変異でWillがBillという経過をたどるわけですね。
これらの「突然変異」は、より発音しやすく簡単な音に流れた結果だと思います。Will(ウィル)の最初の「ウ」は、正確に発音しようとすると、かなり唇を丸くして突き出し、力が入ります。
発音しやすい音に変化する
他にも、Richard(リチャード)はRic(リック)になり、RicはDick(ディック)になったりします。これも、MargaretやWilliamの例と同じように考えれば納得ですよね。
いかがでしたか?
今回は元々の名前に基づいたニックネームを取り上げてみました。
ニックネームは、他にも色々な由来があります。ご興味を持たれた方は、周りの方や著名人のニックネームをぜひ調べてみてくださいね。
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