感性を育てる「にじみ絵」とは?
偶然できた混色や広がりがおもしろい〈にじみ絵〉
〈にじみ絵〉は、濡れた紙に絵の具の色をのせ、にじみや混色を楽しむ絵画技法です。色が自由に広がり、他の色との偶然な出逢いで別の色へと変化していく。気づきや発見、感動を生み、絵画体験のない子や絵を描くのが苦手な子でも、無理なく取り組める創作活動です。またこの技法は、芸術療法としても取り入れられています。制作をする中で、親子で色の美しさや変化を体験し感動を分かち合いながら、素敵な年賀状を作ってみましょう。
〈にじみ絵〉の作り方。早速やってみよう!
材料:水彩絵の具(赤・青・黄使用)、絵筆(平筆や丸筆、好きなものを使用してください)、刷毛、プラスチックカップ、水、紙(今回は100均のハガキ、画用紙、水彩紙使用)、ハサミ(紙をハガキサイズにカットするため使用)、新聞紙 1. はじめに、刷毛を使ってハガキサイズにカットした紙を濡らします。水分量が多い場合は、スポンジ等で水分を吸ってください。今回はハガキ、画用紙、水彩紙を使用し、色のにじみ具合を比べてみます。 2.プラスチックのカップに、透明水彩絵の具と水を1対1の割合で入れます。筆を使ってよく混ぜ合わせましょう。絵の具は好きな色を使用してもよいのですが、今回は三色のみで混色を楽しみました。 3.濡れた紙の上に絵の具をのせていきます。それぞれ、にじみ方の違いがわかります。 3.乾くまで待ちます。 4.乾いた紙を見てもわかりますが、ハガキは紙がこすれて不向きな様です。 何枚も挑戦してみましょう。1枚1枚にじみ方や混色が違うので、おもしろいですよ。
作成した「にじみ絵」を年賀状にしよう!
1. ペンでお正月の挨拶文やメッセージを書きましょう。絵を描く時は、絵に色を塗らない方がいいですね。 2. 筆ペンにも挑戦!一文字だけ入れるのもOK。お正月用のシールやお花シールで装飾しても素敵です。 きれいな色彩と、メッセージ入り年賀状の出来上がりです。お友だちや、おじいちゃんおばあちゃんに送ってもいいですね。【関連記事】