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Linuxに1000Base-Tのドライバを導入する

Windowsならドライバを導入する方法は簡単なのですが、Linuxとなるとなかなか一筋縄では行きません。ここでは、LinuxのRedHat9に1000Base-Tのドライバを導入する方法を解説しましょう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

LinuxにLANカードのドライバを導入

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Windowsならドライバを導入する方法は簡単なのですが、Linuxとなるとなかなか一筋縄では行きません。ここでは、LinuxのRedHat9に1000Base-TのLANカード(アダプタ)のドライバを導入する方法を解説しましょう。
LANカードのドライバといっても100Base-TXのカードであれば、大方は自動で導入されます。ところが、1000Base-Tともなると、自分で導入しなくてはいけない場合が多いでしょう。ここでは、GigabyteのマザーボードであるGA-8IPE1000Pro2にオンボードで付いている1000Base-TのLANチップに対応したドライバを導入する方法を述べたいと思います。ほかのカードでも基本的には同じです。

導入の前準備

ドライバを導入するには、コンパイルする環境が整っていることが必要です。Linuxのドライバは、ソースコードの状態で供給されます。そのため、単に端末用としてインストールしたLinuxには、直接導入することができません。コンパイルできる環境を構築するように指定してインストールしたLinuxが必要です。環境が整っていない場合は、最初から再インストールしてください。その再、インストールのオプションでコンパイルできる環境を指定するのを忘れないようにしてください。
また、ftpサーバやWebサーバーを利用するには、それらのモジュールもインストールされるように指定する必要があります。本稿では、ftpサーバーを構築するので、ftpサーバーが利用できるようにインストールした環境であるとして話を進めます。

なお、以下の操作でうまくいかない場合は、Linuxのカーネルのバージョンを最新にして再度試してみて下さい。カーネルのバージョンを最新にするには、インターネットに接続して「Red Hat更新エージェント」を利用する必要がありますが、100Base-TXのLANカードであれば自動で認識することが多いので、ひとまずその方法でカーネルを最新にしてください。
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