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IEEE1394ケーブル1本でLANを構築(4ページ目)

IEEE1394コネクタが両方の端末にあれば、IEEE1394ケーブル1本でLANを構築できます。今回は、その方法と実効速度を紹介します。

岡田 庄司

岡田 庄司

LAN・無線LAN ガイド

ライター歴は20年以上。パソコン通信時代からネットワークに興味を持ち、LANや無線LANが一般に普及する前からLANの話題を追いかけ続けている。著作はすでに40冊を超え、テクニカルライターとしても活動している。

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IEEE1394の実効速度は?

画像の代替テキスト
さて、IEEE1394の実効速度はどの程度出るのでしょうか?ここでは、2.4GHzと2.8GHZのコンピュータを利用しています。

・転送ファイルサイズ:652,238,848bytes
・転送所要時間:24秒55

まず、ファイルサイズをbitにします。

652,238,848×8=5,217,910,784bit

これを所要時間(秒)で割ります。

5,217,910,784/24.55=212542190.794

bitは、1000bit=1kbit、1000kbit=1MbitなのでMbpsは以下のようになります。

212542190.794/1000/1000=(約)213Mbps

213Mbpsというと、一般的な100BASE-TXの2倍強ですから、IEEE1394の環境があれば、利用しない手はありません。ただ、IEEE1394に対応したハブはあっても、ネットワークを組むことができる民生用の機器は限られていますから、今回のようにPeer to Peerでの利用となるでしょう。
なお、IEEE1394の一般的な転送速度は400Mbpsですが、あくまで公称値なので、213Mbpsという値が特に遅いという訳ではありません。
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