ウォッシャー液の補充・交換方法を解説します!
フロントガラスやリアガラスの汚れを落とす役割のあるウォッシャー液。様々な種類のものがあり、用途によって使い分けるのがオススメです。また、カー用品店だけではなくホームセンターでも販売され、簡単に安価で手に入ります。補充・交換方法はとても簡単なので自分でやることによってコストダウンにも繋がります。ウォッシャー液の効果
ウォッシャー液はガラス面に付着した汚れを落としやすくする成分が含まれており、フロントガラスの汚れが目立つ時に、ウォッシャー液を噴射し、ワイパーで汚れを拭き取り視界を良好にします。ワイパーとガラスの摩擦を軽減し、ガラスに傷を付きにくくする働きもあります。また、使用するウォッシャー液の種類によって得られる効果も違います。ウォッシャー液の種類
■洗浄効果のみだが安価なウォッシャー液まず検討したいのが、洗浄効果のみのウォッシャー液です。機能が洗浄効果のみな分、非常に安価です。
本製品は一番ポピュラーなウォッシャー液です。本製品は洗浄効果のみですが、値段も安く手に入ります。初めてウォッシャー液を交換するという方で、何を使って良いか分からないという方にピッタリです。
■撥水効果のあるウォッシャー液
洗浄効果の他に、撥水効果のついたウォッシャー液です。フロントガラスに撥水効果を付けたい/撥水効果を持続させたい人はこのタイプの製品を選びましょう。
■凍りにくいウォッシャー液
-60℃まで凍結しないため、極寒冷地でも使用可能なウォッシャー液です。 雨・雪の多い地域で運転する/寒い地域で運転する人はこのタイプのウォッシャー液を選びましょう。
本製品は、ウインドガラスの霜・氷・雪を素早く解かし、強力な洗浄力で頑固な油膜もスッキリ落とします。特殊キレート剤が塩化カルシウムのカルシウムイオンを捕捉して錯体となるため、塩化カルシウムを素早く除去します。ゴム・塗装面を傷めない品質なので、安心して使えます。
■油膜とり効果のあるウォッシャー液
ガラスの汚れ/ギラツキの原因となる油膜を強力な洗浄力で取ってくれるウォッシャー液です。本製品で完全に油膜が除去できるわけではありませんが、通常のウォッシャー液だと、なかなか落とせない油膜汚れに最適です。
フロントガラスに付着した頑固でギラギラした油膜や汚れを強力な洗浄力で除去し透視の良い視界を確保します。フロントガラスが綺麗だと運転もしやすくなります。
ウォッシャー液は用途・目的によって使い分けましょう。どういう状況で運転することが多いかを念頭におき購入することをオススメします。容量も様々ですが、女性の場合重すぎると作業が困難になってしまうので持ち運びしやすいサイズを選んでも良いかもしれません。
注意点として、ウォッシャー液の変わりに石鹸水や、自作のウォッシャー液などを入れてしまうと塗装のシミになったり不具合の原因になるので止めて下さい。水だけ入れると冬期に凍ってしまいウォッシャー液が出なくなったり、水が腐ってしまうなど不衛生なので止めて下さい。
ウォッシャー液の量の確認方法
注意:作業する際は、必ずエンジンを切りましょう。ウォッシャー液はエンジンルーム内の、ウォッシャー液タンクの中に入っています。
キャップの部分に、画像のような絵が書いてあります。
ウォッシャー液のタンクが半透明になっていて、残量が目視できるものが多いです。車種によっては、ウォッシャー液の残量が確認できる、棒状のレベルゲージがついているものもあるようですが、一般的には目視するパターンが多いです。
ウォッシャー液の交換時期の目安
ウォッシャー液の交換時期は、残量が無くなれば補充する形で大丈夫です。ただ、いざ使用しようと思った時に無かったということがないように、こまめに点検しましょう。ウォッシャー液の注意点
ウォッシャー液が無くなり、同じ種類のものを補充する場合は継ぎ足すだけで大丈夫です。しかし、違う種類のものを使用する場合は、タンクの中に入っているウォッシャー液を抜く必要があります。違う種類のウォッシャー液を混ぜてしまうと、効果が半減してしまったり、ウォッシャー液がゲル状になって配管やウォッシャーノズルを詰まらせてしまう可能性があるからです。ウォッシャー液の交換に必要な道具の紹介
■ホース
特殊な加工などしたものではなく、ホームセンターなどで販売されたもので大丈夫です。
■バケツ
タンクの中に入っていたウォッシャー液を受け止めるために使用します。ウォッシャー液は、商品の指示・お住まいの地域のルールに従って廃棄して下さい。ガソリンスタンドで受け取ってくれる場合もあります。
ウォッシャー液の抜き方
ウォッシャー液のタンクの中を水で満タンにします。ウォッシャー液が空の場合でも、違う種類のウォッシャー液を入れる場合は、タンク洗浄のために水洗いします。なので、空のタンクに画像のように水を入れて下さい。
水をタンクに入れる時は画像のように、花に水をやる用のホースを使っても便利です。他には、ペットボトルを使用するのもオススメです。
ホースの中も水で一杯にします。水がこぼれてしまわないように両端を手で押さえます。
ホースの中の水がこぼれてしまわないように気を付けながら、片側をタンクの中に突っ込みます。
もう片側は、タンクより低い位置にセットして指を離すだけです。
この時、タンクの中のウォッシャー液を受け止めるためにバケツをセットして下さい。
指を離すと、水が画像のように飛び出します。タンク内の洗浄も兼ねて2・3回繰り返しましょう。
ウォッシャー液の入れ方
タンクを空にしたら、ウォッシャー液を画像のように補充します。ウォッシャー液は希釈して使用するものもあるので、商品の指示に従い使用して下さい。おわりに
私が初めて行った車のメンテナンスが、ウォッシャー液の交換でした。今回記事を書くために愛車のウォッシャー液の交換をしたのですが、なんだか懐かしい気分になりました。自分でウォッシャー液交換が出来たのが嬉しくて、必要ないのにウォッシャー液を使っていた記憶があります。ウォッシャー液は安価ですし、色々な種類が販売されているので自分の車にあったものが見つかるまで色々なものを試してみるなど、カーメンテナンスライフを楽しんでくださいね!
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