【特別記事】
独占取材!『In This House~最後の夜、最初の朝~』
PVロケ撮影同行レポート
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『In This House~最後の夜、最初の朝~』
ミュージカルのPR映像(PV)と言えば、宣伝ビジュアルのための扮装写真撮影の様子を収録、その際の出演者コメントとあわせて公開するというのが一般的。そんな“常識”にとらわれず、屋外、それも片道3時間半をかけ、伊豆まで遠征してPVを撮影したのが、岸祐二さんらが出演するミュージカル『In This House~最後の夜、最初の朝』(2018年4月上演)です。
おそらく業界初という画期的なこの撮影に松島が同行、作品の空気感が垣間見えるPVがどうやって作られてゆくか、キャスト、スタッフのコメントを織り交ぜつつ、レポートします!
雄大な景観の中で
キャストの表情、仕草に新たなニュアンスが加わる
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『In This House~最後の夜、最初の朝~』ロケにて。
二世代のカップルが一軒の廃屋で出会い、生まれるこのドラマの出演者は四人。大劇場ミュージカルでも活躍している岸祐二さん、入絵加奈子さん、綿引さやかさん、そして“2.5次元ミュージカル”出身のホープ、法月康平さんという布陣です。4人で顔を合わせるのはこの日が初だそうですが、互いの呼び名を確認しあううち、自然に和やかなお喋りがスタート。朝食として配布されたおにぎりを巡って早朝から岸さんのダジャレが炸裂したりと、車内は次第に“遠足”気分に。
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『In This House~最後の夜、最初の朝~』ロケにて。
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『In This House~最後の夜、最初の朝~』ロケにて。
プロデューサーの宋 元燮さんも「非日常的な空間で撮影するからこそ、ドキドキわくわく感が生まれる」とロケを即決、作品のイメージを膨らませ、ススキのある場所を探しているうちにここがヒットしたのだそうです。「冬だったら嵐の岸壁で、ドローンを飛ばして撮りたいところだけどね(笑)」と板垣さん。(注・火曜サスペンス的な内容ではありません!)
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『In This House~最後の夜、最初の朝~』ロケにて。
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稲取細野高原がある東伊豆町は、ロケ協力にも積極的。地元で手配された特製ロケ弁は膝に乗りきらないほどの大きさで、金目鯛(おそらく名物の稲取キンメ)の煮つけなど、一品一品丁寧に調理。キャストの皆さんからも歓声が上がっていました。(C)Marino Matsushima
予定時刻の16時に全ての撮影が終了、一行は再びロケバスへ。たちまち夜の闇に包まれながら、皆さんにこの日の手ごたえをうかがってみると……。
岸「楽しかったよね。移動は長かったけど、それだけの価値があった」
法月「集合が6時半と聞いた時にはどうしようかと思ったけど(笑)」
綿引「海も見えたし、ススキの山はとても静かで素敵でした」
入絵「私の頭の中では、“遠き山に日が落ちて~”という歌がずっと流れてて、すっごくいいところでした」
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『In This House~最後の夜、最初の朝~』PVロケにて。
*『In This House~最後の夜、最初の朝~』2018年4月4~15日=東京芸術劇場シアターイースト(公式HPよりPVを御覧になれます)
*岸祐二さんの『レ・ミゼラブル』『扉の向こう側』等、最近のご出演作についてのインタビュー記事はこちら